みなさんこんにちは!
2025/7/18に緑黄色社会の新曲『つづく』がリリースされました!
この曲は「ドコモ未来ミュージアム」のCMソングにもなっており、タイトルから分かるように「未来」を軸にした応援ソングになっています。
今回はそんな『つづく』の歌詞を一節ずつ区切って紹介していきます。
1.緑黄色社会『つづく』歌詞
名前も知らない やさしい君へ
この温もりの輪がつづくといいな
ちっぽけでも遠回りでも
あたためた唄で
想いは君へとつづく
陽の当たる声が
君を包んでくれますように
僕らでつなぐ
旅路は長くとも
そして君から次の誰かへ
目が醒めても
終わらないつづきであふれますように
君に会うため旅をしている
もう昏がりで潜まなくていいよ
あちこちで味方につけた
剣のような音が
はじけて
君へとつづく
離れていようとも
君に届いてくれますように
僕らでつなぐあの夢の話
“通りすがりのやさしい君へ”
僕らが君へ託したもの
きっと君ならば育ててくれるね
そしてつなぐそしてつづく想い
大きな輪になる
たとえばいつか
僕らの手から放れてしまっても
消えそうでもそれでもつづく
残した想いは
いついつまでもつづいていく
君へとつづく
陽の当たる声が
僕らの唄でありますように
僕らはつづいていく
この先も永く
ほらね君から次の誰かへ
目が醒めても
終わらないつづきであふれますように
2緑黄色社会『つづく』歌詞考察
2-1.後世の”皆”に繋いでいきたい輪
名前も知らない やさしい君へ
この温もりの輪がつづくといいな
ちっぽけでも遠回りでも
あたためた唄で
直接知らない相手に向けて、優しさを受け取ってくれたことへの感謝と、その温もりが連鎖して広がってほしいという願いが表れています。
いいものを後世へと繋いでいきたいという祈りが込められていますね。
2-2想いが紡ぐ希望の旅
想いは君へとつづく
陽の当たる声が
君を包んでくれますように
僕らでつなぐ
旅路は長くとも
そして君から次の誰かへ
この節では、「想い」が声となって相手に届き、さらにその先の誰かへとつながっていく連鎖が描かれています。
旅路の長さは人生の困難や時間の流れを示していると考えられますが、それでも“つなぐ”意志があれば、思いやりは途切れず広がるということですね。
2-3.現実でも終わらない物語
目が醒めても
終わらないつづきであふれますように
これは願いや幻想としての永遠ではなく、現実で形あるものが永遠に続いていくことを望んでいる様子がうかがえます。
2-4.”皆”で後世へ伝え抜く
君に会うため旅をしている
もう昏がりで潜まなくていいよ
あちこちで味方につけた
剣のような音が
はじけて
1人閉じこもっていた暗闇から抜け出し、勇気を持って旅に出た語り手が、音楽や仲間と出会いながら自分を解放していく姿が描かれています。
「剣のような音」は、自分を守り、文化を後世へ伝え抜く意志を持って戦いきる意思を示した表現でしょう。
2-5.後世への願いをのせた唄の手紙
君へとつづく
離れていようとも
君に届いてくれますように
僕らでつなぐあの夢の話
“通りすがりのやさしい君へ”
物理的な距離があっても、想いが唄を通じて届くことを信じる語り手。
伝わるのは何も自分の子孫じゃなくたっていい、何も知らない通りすがりの人であろうと、その人の優しさに委ねたい…そんな希望を信じてやまない一節です。
2-6.未来に託す、信頼の種
僕らが君へ託したもの
きっと君ならば育ててくれるね
そしてつなぐそしてつづく想い
大きな輪になる
ここでもまた後世へ託し、想いを受け継ぐことへの希望を綴っています。
顔を知らない誰かであろうと、その想いを受け取った後世の「君」の優しさや良心に一か八かの望みを賭けています。
その想いを育み、また次の誰かへと伝えてくれると信じ、文化や伝統を残そうとする良心を通じた時代を超えての「大きな輪」というものの実現を夢見ています。
2-7.消えても続く“何か”
たとえばいつか
僕らの手から放れてしまっても
消えそうでもそれでもつづく
残した想いは
いついつまでもつづいていく
物理的な形がなくなったとしても、「想い」は残り続けるという信念が語られています。
人の存在は有限でも、そこに込めた感情や願いは永遠に近いものとして残っていくという普遍的なメッセージです。
2-8.連鎖する唄と未来
君へとつづく
陽の当たる声が
僕らの唄でありますように
僕らはつづいていく
この先も永く
ほらね君から次の誰かへ
繋いでいく唄が「僕らのもの」であると願うことで、自動的に個人の想いが後世の時代に生きる皆の希望へと昇華していきます。
そして次を担う君が、そのまた次へと伝えて行くことを信じていることがわかります。
3.まとめ
緑黄色社会『つづく』の歌詞では、我々の文化やモノなどを後世へ繋いでいく様子を描いたものでした。
後世の人に受け継いでいくことにおいて、相手が自分のことを知っているかどうかは実はさほど関係がないとも歌っています。
どれだけ後世へ繋いでいってほしいという気持ちがあるか、その熱量さえ伝われば、相手のやさしさや良心に響くものがあるはずなのです。
そうすれば、自ずと伝わって行く。
だからこそ、私たちはモノで溢れた今の世の中をもっと大事に生きて行く必要があるのかもしれませんね。