米津玄師 & 宇多田ヒカル『JANE DOE』歌詞考察─突如去ってしまった君へ─

  • URLをコピーしました!

みなさんこんにちは!

2025/9/22に米津玄師と宇多田ヒカルの新曲『JANE DOE』がリリースされました!

この曲はアニメ映画『チェンソーマン レゼ篇』のEDテーマソングになっています。

タイトルの”JANE DOE”というのは、英語圏で身元不明の女性を指す際に用いられる仮名です。

チェンソーマンでいうとレゼのことでしょう。

タイトルから歌詞まで、チェンソーマンのデンジとレゼの関係を彷彿とさせるものになっていますね。

今回はそんな『JANE DOE』の歌詞を考察していきたいと思います!

ぜひ、最後までご覧ください!

目次

1. 米津玄師 & 宇多田ヒカル『JANE DOE』歌詞

まるでこの世界で二人だけみたいだね
なんて少しだけ夢をみてしまっただけ

つま先に月明かり花束の香り
指に触れる指 さよなら
もう行かなきゃ何もかも忘れて

硝子の上を裸足のまま歩く
痛むごとに血が流れて落ちていく
お願い その赤い足跡を辿って会いにきて

錆びたプールに放たれていく金魚
靴箱の中隠した林檎
萎びた君の肌に残る傷跡
犬のように泳いだ迷子

どこにいるの (ここにいるよ)
何をしているの(ずっと見てるよ)
この世を間違いで満たそう
側にいてよ遊びに行こうよ
どこにいるの

硝子の上を裸足のまま歩く
痛むごとに血が流れて落ちていく
お願い その赤い足跡を辿って会いにきて

まるでこの世界で二人だけみたいだね
なんて少しだけ夢をみてしまっただけ

2. 米津玄師 & 宇多田ヒカル『JANE DOE』歌詞考察

2-1.恋に浮き足立って

まるでこの世界で二人だけみたいだね
なんて少しだけ夢をみてしまっただけ

つま先に月明かり花束の香り
指に触れる指 さよなら
もう行かなきゃ何もかも忘れて

2人だけの世界だと思えるほど、お互いが恋に落ちていた…と錯覚していたことに気づいたのは、去り際でした。

相手は自分が思い通りに動くように良いように使っていたのかもしれません。

相手の真意は分からずとも、どちらにせよ楽しかった思い出すらも忘れて、前に進むしかないのです。

2-2.恋人を失った空虚さ

錆びたプールに放たれていく金魚
靴箱の中隠した林檎
萎びた君の肌に残る傷跡
犬のように泳いだ迷子

「錆びたプールに放たれていく金魚」
「靴箱の中に隠した林檎」

どちらも行き場のない空間に身を投げたことの比喩でしょう。

相手と恋に落ちていた時は2人だけの世界だったと思っていたものが、離れた瞬間に崩れていきます。

一見、世界が開かれたようにも思えますが、相手といた時間を失ってしまった余韻や空虚さが残っている限り、その世界は錆びていたり、窮屈に思えたりするものです。

2-3.かつての君はどこにいるの

どこにいるの (ここにいるよ)
何をしているの(ずっと見てるよ)
この世を間違いで満たそう
側にいてよ遊びに行こうよ
どこにいるの

主人公はかつての恋人の影を探そうと、どこにいるのかを問うてみます。

相手は主人公を遠くから見ていて、主人公にその存在が伝わることはありません。

突如去っていった恋人への燻った気持ちや余韻が伝わる、切ない一節です。

3.まとめ

米津玄師 & 宇多田ヒカルの新曲『JANE DOE』は、夢中になった恋が突如去っていった時のやるせない気持ちや虚しさを歌った失恋ソングでした。

レゼとデンジの関係としてみて取ると、歌詞の深みがよりましていきますね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次