みなさんこんにちは!
2025/10/29にVaundyの新曲『偉生人』がリリースされました!
無垢な童心を羨むのではなく、無垢な童心を忘れずに行こうぜというアツいメッセージが込められたこの歌は「人生を必死に”生”きる”偉”い”人”」への応援歌であり、讃歌になっています。
今回はそんなVaundyの新曲『偉生人』の歌詞考察をしていきます!
ぜひ、最後までご覧ください!
1. Vaundy『偉生人』歌詞
理想郷探した
誰より早く 間違いなく辿り着くために
僕ら昔は灯台の下を探す子供のまま生きてた
今もそんなに変わってないみたいだ
ふふふ
そんな僕らは何千と違う心に穴を開けて生きてた
実はそんなに変わってないんだって
ああそうだ
先生ここにあるものじゃ
全然足りなかったような
悲しみが未来をそう、作っているって
先生ここにあるものじゃ
全然足りなかったような
愛しさと未来をもう、笑っていこうぜ
子供の頃は世界を守って精一杯
ただ、めいっぱいだった
でっかくなったが変わることが苦しいなら
やめてたのに
「胸にいっぱいの葛藤と愛しさで
まだ変わることができてた」
ずっとそんなに苦しまなくたって
もういいよ、先生ここにあるものじゃ
全然足りなかったような
愛しさと未来をもう、笑っていこうぜ
理想郷目指した
誰より早く間違いなく自分のために
そこから根差した
誰より高く 幸せ目指した
だからさ
ねぇどうだい
先生ここにあるものじゃ
全然足りなかったような
悲しみが未来をそう、作っているって
先生ここにあるものじゃ
全然足りなかったような
愛しさと未来をもう、笑っていようぜ
ああもうつかれちまったろ
もう、笑っていこうぜ
2. Vaundy『偉生人』歌詞考察
2-1.実は失われていない僕らの童心
理想郷探した
誰より早く 間違いなく辿り着くために
僕ら昔は灯台の下を探す子供のまま生きてた
今もそんなに変わってないみたいだ
ふふふ
そんな僕らは何千と違う心に穴を開けて生きてた
実はそんなに変わってないんだって
ああそうだ
大人になるに連れて誰の手も届かないような高みを目指して理想が膨らんで足元が見えなくなったり、人とのすれ違いで傷つき心に穴が空いたり…
どうしても擦り切れていくように感じてしまいますが、足元を見てありのままの自分が擦り切れていく感覚に違和感を覚えるように、私たちの童心は失われず、心の中で密かに声をあげています。
自分の理想に目が眩んでも、社会に適応してありのままの自分を失ったように感じても、童心を捨てきれない私たちは日々そんな自分に違和感を感じるのです。
2-2.未来への期待が生きる力
先生ここにあるものじゃ
全然足りなかったような
悲しみが未来をそう、作っているって
先生ここにあるものじゃ
全然足りなかったような
愛しさと未来をもう、笑っていこうぜ
かつての幼い自分、そして今までの自分が身の回りにある刺激では物足りなく感じて密かに負ってきた悲しみ。
しかし、そんな負の感情があってこそ今の自分、そしてこれからの自分を形作っていきます。
その先の未来をまた物足りなく感じてしまったとしても、一旦立ち止まり、今生き続けている自分が抱いている人生への期待や愛しさを大事にしながら悲しみをも笑い飛ばしてやろうと、エールを贈ります。
2-3.変わることを恐れずに
子供の頃は世界を守って精一杯
ただ、めいっぱいだった
でっかくなったが変わることが苦しいなら
やめてたのに
「胸にいっぱいの葛藤と愛しさで
まだ変わることができてた」
ずっとそんなに苦しまなくたって
幼い頃は自分が信じた価値観や観念を守るために必死で、他人から受ける影響や変化を嫌っていました。
大人になって、自分の信じてきたものが揺らぎ、変わっていくことに葛藤を覚えることもありますが、それでも私たちは生きることをやめません。
むしろ、自分が変わっていくことを成長と捉え「変わることができた」と思うことさえあります。
だからこそ、童心のありのままでいることに固執して苦しむ必要はないのです。
2-4.気楽に行こうぜ
ああもうつかれちまったろ
もう、笑っていこうぜ
最後の一節になります。
大人になっていく過程で変わっていく自分に葛藤し、気負ってしまう私たちにVaundyは最後「疲れちまったろ、もう、笑っていこうぜ」とラフな言葉をかけます。
この言葉の奥には、これまでの歌詞にもあったように「変わっていくことを悪く思わず、もっと気楽に、成長だと捉えて未来に期待してみよう」というメッセージが込められています。
3.まとめ
かつて自分の世界観を持ち、それを守ってきた私たちは、大人になるにつれて他人の意見や教育を受ける毎に形を変えられていくように感じます。
簡単に形を変えられてしまう自分が、童心を失ってしまったかのように錯覚してしまいます。
しかし、変わっていくことに違和感を感じる時点で私達は童心を失ったわけではないということにまずひとつ、Vaundyは「安心しろよ!」と背中を押してくれます。
そして、変化を嫌うなら既に辞められたはずの人生を未だに生きている自分たちに対して「変化を成長だと捉え、未来に期待する自分がいることを忘れるな」と説いています。
変化を恐れすぎる余り疲れてしまうくらいなら、もっと気楽に受け入れていこうと。
そのようにこの曲を通して私たちに伝えているのです。
