2025/1/29に「indigo la End」がニューアルバム『MOLTING AND DANCING』をリリースしました。
タイトルは日本語に訳すと「脱皮して踊る」という意味。
アルバム名を体現するように、これまでの「indigo la End」にはない新たな創意工夫が施された作品に仕上がっています。
今回はこのニューアルバム『MOLTING AND DANCING』がどのような作品か、さっくりとご紹介いたします!
アルバム収録曲についての歌詞考察も随時更新しておりますので、合わせてご覧ください!
1.『MOLTING AND DANCING』収録曲
『MOLTING AND DANCING』収録曲 全11曲
・ナハト
・アーモンド
・夜凪(feat. にしな)
・雨が踊るから
・心変わり
・哀愁東京
・ラムネ
・BOYFRIEND
・FEVER
・盲目だった
・Lauren
2.アルバム全体の雰囲気
アルバムを俯瞰して見たときに「夜」が強調されていると感じました。
1曲目を飾る『ナハト』もドイツ語で「夜」という意味ですし、3曲目にも『夜凪』がありますね。
indigo la Endはこれまでにも「夜」を歌った曲が多くあります。
バンドが大切にしてきたムードというものはそのまま大事にしつつ、サウンドの構成という観点で「脱皮」したのがわかります。
それぞれの曲の歌詞を見てみると「過去」を扱ったものが多い印象を受けます。
これまでの楽曲にも多く見られる失恋から、郷愁などといった幅広い「感傷」にフォーカスした楽曲が多数収録されています。
寒さを感じさせる寒色系のギターサウンドも相まって、冬に襲う切なさに合うアルバムになっています。
3.ボーカル/ギター川谷絵音が語る『MOLTING AND DANCING』
まず、『MOLTING AND DANCING』を製作するに至った理由として、前作のアルバム『哀愁演劇』のツアーライブとして公演した「藍衆」があります。
このライブはアルバムツアーではあったものの、途中からアルバム外の楽曲の厚みが増していきました。
その状況下で「これはなんとかしないといけないから、できれば年内に新たなアルバムを出したい」と思ったのがきっかけだそう。
そんな自分達に課題を課すという意味も兼ねて「脱皮してポジティブな方向に行く」という『MOLTING AND DANCING』というアルバム名が付けられました。
このアルバムのコンセプトは「全曲異なるBPM(テンポ)にすることだった」と川谷絵音さんは語ります。
ギターを基盤に添えた弾き語り調ではBPMが一辺倒になりがちですが、それを脱却したかったとのこと。
実際、アルバム収録曲には1番遅い曲でBPM67から速いもので188のものがあります。
各曲で様々なテンポ、楽器の棲み分けがされており、感情や気分に合わせた楽曲のチョイスができるようになっています!
いかがでしたか?
冬の人肌恋しい季節にindigo la Endお得意の失恋ソングで鑑賞に浸るのもなかなかいいですよ