みなさんこんにちは!
2025/3/5にリリースされるあいみょんのニューEPアルバム『スケッチ / 君の夢を聞きながら、僕は笑えるアイデアを!』より『スケッチ』が先行リリースされました!
今回はその『スケッチ』について、歌詞ひとつひとつをひとつの「絵」として可視化していこうと思います!
恋人への細やかな感謝が詰まった心温まる曲『スケッチ』を深く味わっていただければ幸いです。
1.あいみょん『スケッチ』歌詞
楽しかったね
また うたた寝
外し忘れた眼鏡の跡だって
絵になるよって
笑って言うから
瞳で世界を救える気がしちゃう
今だって光るよ
君が現れた時からずっと
誰かと思えば運命の
足音が僕を弾ませるよ
迷う明日も
君の姿があれば 魔法
不機嫌も温かいその目も
いつでも取り出せる宝物って
思い出に濡れながら僕は眠る
いつも傍にいてくれてる
だから 時々見えなくなってしまう
片目閉じてピントを合わす
もしも僕から君が消されちゃったら
嫌だって言えるの?
そんな事言ってもいいのかな
誰かと思えば後悔の
足跡が僕に付きまとうよ
そんな日々も君が守ってくれてた
同じ今を生きる胴体は
確かに100年繋がってるんだ
まっすぐに揺れながら僕は描く
選んだ色は君に似合う
淡く優しい色
少し照れくさいけど
真面目に君のこと見つめている
誰かと思えば運命の
足音が僕を弾ませるよ
迷う明日も
君の姿があれば 魔法
不機嫌も温かいその目も
いつでも取り出せる宝物って
思い出に濡れながら僕は眠る
揺れながら僕は描く
2.歌詞考察
2-1. 2人で過ごす細やかな時間への有り難み
楽しかったね
また うたた寝
外し忘れた眼鏡の跡だって
絵になるよって
笑って言うから
瞳で世界を救える気がしちゃう
今だって光るよ
君が現れた時からずっと
日常のささやかな瞬間を大切にする二人の関係が描かれています。
うたた寝や眼鏡の跡といった何気ない出来事すら「絵になる」と表現され、恋人の存在が日常を特別なものにしていることが伝わります。
また、「瞳で世界を救える気がしちゃう」というフレーズからは、彼女が彼にとって大きな支えであり、彼女の発する何気ない言葉にすら、それだけの力を貰える存在であることがわかりますね。
2-2.良い日も悪い日も君がいるから
誰かと思えば運命の
足音が僕を弾ませるよ
迷う明日も
君の姿があれば 魔法
不機嫌も温かいその目も
いつでも取り出せる宝物って
思い出に濡れながら僕は眠る
サビの歌詞です。
「運命の足音」という表現からは、細やかな日常から得られる感謝をもとに、彼が彼女との出会いを運命的なものと感じているのがわかります。
「迷う明日」も彼女がいれば「魔法」のように輝くと語られており、彼にとって未来の良し悪しに関わらず、彼女が先を照らす光のようなものだと感じているようです。
また、「不機嫌も温かいその目も」とあるように、ポジティブなことだけでなく、彼女のすべてを大切な思い出として受け止めている様子が伝わります。
良いことも悪いことも彼女がいるからこそ味わえるわけですから、2人の日々のひとつひとつに等しく感謝し、愛おしく感じているんですね。
2-3.時々有り難みを忘れかけそうになっても
いつも傍にいてくれてる
だから 時々見えなくなってしまう
片目閉じてピントを合わす
もしも僕から君が消されちゃったら
嫌だって言えるの?
そんな事言ってもいいのかな
この部分では、今まで語られてきた日々の有り難みとは逆に、「いつでもいてくれる」からこそ大切さを見失ってしまうことがある、ということに対する反省や受容もまた描かれています。
「片目閉じてピントを合わす」というフレーズは、彼女の存在、有り難みを忘れぬよう、改めて見つめ直そうとしている様子を表しているのでしょう。
また、「もしも僕から君が消されちゃったら 嫌だって言えるの?」という部分では、彼が彼女を失うことへの不安が描かれています。
この疑問が「そんな事言ってもいいのかな」と続くことで、相手への遠慮や愛の表現に対する戸惑いも感じられます。
失ってからでは遅いかもしれない。
だからこそ、失った時のことを想像しながら自分に再度認識を改めるように促しているんですね。
2-4.共に苦悩を乗り越えて育む愛
誰かと思えば後悔の
足跡が僕に付きまとうよ
そんな日々も君が守ってくれてた
同じ今を生きる胴体は
確かに100年繋がってるんだ
まっすぐに揺れながら僕は描く
「後悔の足跡」という表現から、過去に彼が何かしらの後悔を抱えていることがうかがえます。
しかし、そんな彼を彼女が支え続けてくれたことが「そんな日々も君が守ってくれてた」と表現されており、彼女の存在の大きさが改めて強調されています。
「同じ今を生きる胴体は 100年繋がってるんだ」という部分では、辛いことを共に乗り越えながら育まれてきた彼女との愛が、一生続いていくことへの確信を持っていることが感じられます。
そして「まっすぐに揺れながら僕は描く」と続くことで、時々迷い、揺れながらも、二人の未来を信じて歩んでいく様子が描かれています。
2-5.「僕」もまた恋人のことを分かっている
選んだ色は君に似合う
淡く優しい色
少し照れくさいけど
真面目に君のこと見つめている
「選んだ色は君に似合う」というフレーズは、彼が彼女の気心を知れていることが比喩的に表されています。
彼の中で彼女のイメージは「淡く優しい色」であり、彼にとってその存在が穏やかで温かいものであることが分かります。
「少し照れくさいけど 真面目に君のこと見つめている」という歌詞からは、普段は照れくさくて素直に伝えられない気持ちがありながらも、彼女を大切に想っていることを真剣に伝えたいという心情が読み取れます。
2-6.これからも一緒に
誰かと思えば運命の
足音が僕を弾ませるよ
迷う明日も
君の姿があれば 魔法
不機嫌も温かいその目も
いつでも取り出せる宝物って
思い出に濡れながら僕は眠る
揺れながら僕は描く
サビが繰り返されることで、彼にとって彼女がどれほど特別な存在なのかが強調されています。
「迷う明日も 君の姿があれば 魔法」という歌詞が先の後悔のフレーズを経て再び登場することで、彼が未来に不安を抱えながらも、彼女がそばにいることで希望を見出していることがより明確にわかります。
少し間が置かれた後の「揺れながら僕は描く」という締めくくりでは、不安や迷いがあっても、彼女との関係を大切にしながら歩んでいく決意を改めて示しているように感じられます。
3.まとめ
彼女との日々を振り返りながら、良いも悪いもひっくるめて良い思い出であり、今の2人を形作る大事な宝物であることを再認識する様子が描かれています。
そしてその「再認識」こそが、彼女との日々を形として残し、いつまでも可視化されるものとしての「スケッチ」であることがわかります。
タイトルが絵の下書きである「スケッチ」であるのは、これから何が起こるかもわからないけど、とりあえず今までがあってこその今だよねという意味で、未来への希望の詰まった余白があることが暗に示されていると思います。
みなさんはあいみょんの『スケッチ』、どのように感じましたか?