【歌詞考察】川崎鷹也『曖昧Blue』─好きになればなるほど複雑になる気持ち

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みなさんこんにちは!

当記事では、2025/5/16にリリースされた川崎鷹也『曖昧Blue』の歌詞について考察していきたいと思います!

目次

1.川崎鷹也『曖昧Blue』歌詞

I love you 君を知っていって
嫉妬してそれでも想う たまらない夜
曖昧Blue 悪戯な笑みも涙も
特別なの?当てはまらない余裕

分かったふりをしてた
分かってないふりもした
掴めない雲のような
掴みどころのない君だ
誰も居ないこの部屋やけに響く物音が
ゆらゆらと揺れる街頭の影ひとつ
「君がいたら」なんてさ、情けない

今夜だけの魔法
I love you 君を知っていって嫉妬して
それでも想うたまらない夜
曖昧Blue 悪戯な笑みも涙も特別なの?
当てはまらない余裕
じっとして知っといて言っていいって

またもやあの夢の中
酸いも甘いも知った大人になり切れず
まだ変われない未熟な僕だ
君からの返事はまだ
宙を彷徨ったまま
時計の針の音が耳元で聴こえた

「君といたら」なんてさ、馬鹿みたい
今夜は今夜はI love you
君を知っていって嫉妬して
それでも想うたまらない夜
曖昧Blue 悪戯な笑みも涙も特別なの?特別なの?

愛はBlue 君を知っていけばいくほど
君だけ想うたまらない夜
曖昧Blue 曖昧Blue 会いたい夜
また君を想い眠る夜
じっとして知っといて言っていいって

2.川崎鷹也『曖昧Blue』歌詞考察

2-1.恋する幸せと辛さ

I love you 君を知っていって
嫉妬してそれでも想う たまらない夜
曖昧Blue 悪戯な笑みも涙も
特別なの?当てはまらない余裕

「好き」の気持ちが高まり、相手を知れば知るほど嫉妬や不安も生まれる。

それでも離れられない夜の感情が「たまらない」と表現されています。

曖昧で捉えがたい君の感情に振り回されながらもそれが特別だと感じてしまう、恋の痛みと魅力が交錯する瞬間です。

2-2.掴みどころのない君

分かったふりをしてた
分かってないふりもした
掴めない雲のような
掴みどころのない君だ

相手に合わせようと「理解してるふり」、もしくは「知らないふり」をすることで、関係を保とうとする主人公。

しかしそれを続けてきてしまったせいで、相手の本質が分からない。

まるで雲のように形を変え、距離を取る君に戸惑い続ける様子が描かれています。

2-3.君がいたらと思ってしまう独りの夜

誰も居ないこの部屋
やけに響く物音が
ゆらゆらと揺れる
街頭の影ひとつ
「君がいたら」なんてさ、情けない

誰もいない部屋ではやけに響く物音が、主人公の孤独をより一層引き立てます。

いないことが分かっているのに、もし君がいたら…と考えてしまう自分を「情けない」と自嘲していますね。

独りの居た堪れなさから来る相手への感情が強くにじみ出ています。

2-4.人を好きになることの複雑さ

今夜だけの魔法
I love you 君を知っていって嫉妬して
それでも想うたまらない夜
曖昧Blue 悪戯な笑みも涙も特別なの?
当てはまらない余裕
じっとして知っといて言っていいって

「今夜だけの魔法」という言葉が示すように、一瞬でも近づける奇跡を求める気持ちが込められています。

嫉妬や不安を含んだ複雑な愛情が、“曖昧Blue”という象徴的な色に重ねられ、言葉で確かめたくなる衝動が「言っていいって」に表れています。

2-5.君の気持ちも曖昧なままで

またもやあの夢の中
酸いも甘いも知った大人になり切れず
まだ変われない未熟な僕だ
君からの返事はまだ
宙を彷徨ったまま
時計の針の音が耳元で聴こえた

夢にすがるようにして現実逃避してしまう主人公。

経験を積んでも、大人としての余裕や強さを持てないままの自分がいます。

告白に対して返ってこない返事と、時間だけが過ぎていく焦燥感が静かに描かれています。

2-6.好きになればなるほど離れたいし離れられない

「君といたら」なんてさ、馬鹿みたい
今夜は今夜はI love you
君を知っていって嫉妬して
それでも想うたまらない夜
曖昧Blue 悪戯な笑みも涙も特別なの?特別なの?

過去の記憶や想像に縋る自分を「馬鹿みたい」と否定しながらも、やはり「I love you」という言葉に戻ってしまう矛盾。

想いが深いほど、曖昧さや不安も増していくという恋愛の真理が、この歌詞には込められています。

2-7.愛に色があったなら

愛はBlue 君を知っていけばいくほど
君だけ想うたまらない夜
曖昧Blue 曖昧Blue 会いたい夜
また君を想い眠る夜
じっとして知っといて言っていいって

「愛はBlue」とは、愛に色があったら切なさや憂いを孕んだ青色であるということでしょう。

知るほどに惹かれて、でもすべてを掴めるわけではない曖昧さが繰り返し強調されます。

「言っていいって」は、気持ちを言葉に出してもいいのか、という願いと躊躇の入り混じった思いでしょう。

眠りにつくその瞬間まで、君を想う夜が続いていきます。

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