オレンジスパイニクラブ『彼女が髪を巻いている』歌詞考察─互いが好きだったという事実を見つめて─

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みなさんこんにちは!

2025/9/10にオレンジスパイニクラブの新曲『彼女が髪を巻いている』がリリースされました!

この曲は元恋人が髪を巻いている何気ない姿を思い出し、そこにかつての想いを重ねる形の失恋ソングになっています。

今回はそんなオレンジスパイニクラブの新曲『彼女は髪を巻いている』の歌詞を考察していきたいと思います!

ぜひ、最後までご覧ください!

目次

1. オレンジスパイニクラブ『彼女は髪を巻いている』歌詞

彼女が髪を巻いている
流行りのアイドル歌いながら
彼女が髪を巻いている
鏡の水垢を気にしながら

彼女が髪を巻いている
いつか来る別れなんて考えている
彼女が髪を巻いている
黙ってる俺を気にしながら

君が化粧をする理由になれただけでいい
細かいことはどーでもいい
ふたりはどこにも行けないまま気持ちを超える
その爪の色のような真っ青な終わりだった
終わりだった

君の方が君の方が君の方がそりゃね
分かりきった事

彼女が髪を巻いていた
彼女が髪を巻いていた
いつも彼女は髪を巻いていた
彼女は髪を巻いていた

別に新しい事知らなくていい
いつまでだってそばにいると思ってたんだ
今頃どっかの男のそばで髪を巻いているんだなぁ

今は違う彼女が髪を巻いている

2.オレンジスパイニクラブ『彼女は髪を巻いてい

2-1.ふたりに迫る別れの気配

彼女が髪を巻いている
流行りのアイドル歌いながら
彼女が髪を巻いている
鏡の水垢を気にしながら

彼女が髪を巻いている
いつか来る別れなんて考えている
彼女が髪を巻いている
黙ってる俺を気にしながら

冒頭は、「俺」の彼女が流行りのアイドルの曲を歌いながら髪を巻いているという何気ない日常の景色から始まります。

しかし、2人の関係はどこか不穏な様子。

「俺」は別れ話をいつ切り出そうと黙り込んでしまっているし、彼女はそれを勘づいているようです。

2-2.二人の恋の終わり

君が化粧をする理由になれただけでいい
細かいことはどーでもいい
ふたりはどこにも行けないまま気持ちを超える
その爪の色のような真っ青な終わりだった
終わりだった

君の方が君の方が君の方がそりゃね
分かりきった事

遠くの未来を2人で夢見たとしても、お互いの感情がたかぶる余り、恋が終わってしまったようです。

他の誰かより君の方が良いことは分かっていましたが、別れを切り出した主人公。

恋が終わってしまったことは確かに悲しいけれども、一度でも付き合って自分のために髪を巻いておめかしをしてくれたという事実だけでも満たされるのです。

自分をちゃんと好きでいてくれた人がいたという事実に、まずは誇りを持っているわけですね。

2-3.お互いの新しい恋へ

別に新しい事知らなくていい
いつまでだってそばにいると思ってたんだ
今頃どっかの男のそばで髪を巻いているんだなぁ

今は違う彼女が髪を巻いている

いつまでもそばにいられると思っていた彼女は、今や別の彼氏の側で髪を巻いているのかもしれません。

自分のためではなく、自分以外の他の男のために。

いずれはそうなることも別れた時点で分かっていたとしても、本当に知ってしまえば切ない気持ちになりますから「別に新しいことは知らなくて良い」と言っています。

そしてそれは主人公もまた同じで、別の彼女が彼のために髪を巻いている様子を最後に曲が締め括られます。

3.まとめ

以上が、オレンジスパイニクラブの新曲『彼女が髪を巻いている』の歌詞考察でした。

失恋ソングは失恋ソングなのですが、失恋ソングにありがちな…

「どうして別れたのか、どちらが悪いのか。」

そういう話ではなく、ただかつて付き合っていたという事実だけを見つめた素朴な歌詞が、聴き手の想像力や受け取り方の幅を広める…そんな一曲でしたね!

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