みなさんこんにちは!
2025/10/22にリリースされたあいみょんの新曲『ビーナスベルト』の歌詞考察をしていきたいと思います!
ぜひ、最後までご覧ください!
1.あいみょん『ビーナスベルト』歌詞
夕方に語りかける鳥のように
ただ囁くくらいでいいから
心を読み聞かせて欲しい
むかしむかし
ある所で出会った2人みたいに
約束はもう果たせないかな?
君の気持ちは どこか新しい場所で
はじまりの合図 鳴らしてしまったの?
なのに何故 今僕の元へ会いに来たの
明らかに染まる君の頬
泣いたりしたんだろうな 隠せてない
崩れた砂場に残る跡
蹴り飛ばした想いを教えて
つまりは僕にまだ可能性が有ることも
君の表情見てれば分かったよ
卑怯な女だって思われるのが怖い事も
新しい場所が気になる事も
正直辛いけど ちょっぴり慣れてる
それも切ない気がして 悲しくなるけど
それを突き抜けるほど期待してしまう
まだ帰らないでいてほしい
君に 君に
ゆるやかに伸びる この坂の
終わりなんて無くたっていいのにな
何話してたか 分からなくなって
笑っちゃったの覚えてる?
明らかに染まる君の頬
泣いたりしたんだろうな 隠せてない
崩れた砂場に残る跡
蹴り飛ばした想いを教えて
ゆるやかに伸びる この坂の
終わりなんて無くたっていいのにな
何話してたか分からなくなって
笑っちゃったの覚えてる?
明らかに染まる
2.あいみょん『ビーナスベルト』歌詞考察
まずはじめに、タイトルでもある「ビーナスベルト」とは、日の出前や日没直後に、太陽と反対側の空に見られる淡いピンク色の帯状の光景です。
リリースされた今の時期の秋の景色であり、日没頃の切なさを表したワードですね。
それでは、歌詞考察にいってみましょう!
2-1.戻ってきた彼女
夕方に語りかける鳥のように
ただ囁くくらいでいいから
心を読み聞かせて欲しい
むかしむかし
ある所で出会った2人みたいに
約束はもう果たせないかな?
君の気持ちは どこか新しい場所で
はじまりの合図 鳴らしてしまったの?
なのに何故 今僕の元へ会いに来たの
冒頭、主人公と既に別れたはずの「君」の出逢いを振り返るようなシーンから始まります。
2人が付き合っていた頃にした約束は別れた今果たせないはずでしたし、加えて「君」は新しい恋人との恋愛を始めてしまったようです。
そんな中で再び主人公の元へ帰ってきた「君」と、別れたはずの「君」がどうして帰ってきたのかが気になる主人公です。
2-2.都合がいいのは分かってても
明らかに染まる君の頬
泣いたりしたんだろうな 隠せてない
崩れた砂場に残る跡
蹴り飛ばした想いを教えて
つまりは僕にまだ可能性が有ることも
君の表情見てれば分かったよ
卑怯な女だって思われるのが怖い事も
新しい場所が気になる事も
正直辛いけど ちょっぴり慣れてる
それも切ない気がして 悲しくなるけど
それを突き抜けるほど期待してしまう
まだ帰らないでいてほしい
君に 君に
「どうして帰ってきたの?」と問う主人公に対して「君」は言葉で返すことはなくとも、あからんだ頬で新しい相手との喧嘩で泣いてしまったことは容易に読み取れる主人公。
何があってどのような想いで新しい彼を置いてきたのか、しっかりと話を聞いてあげようとする主人公です。
それに対しても言葉で返すことはなくとも、新しい彼に不満があって主人公の元に戻ってきたこと、それを卑怯だと自分自身で分かっていて恐縮していること、新しい彼がその後どうしてるのか気にしていることも表情でお見通しな主人公です。
彼女のことをいつも気遣い、微々たる変化も見逃すことがなかった主人公の献身的な一面がうかがえますね。
主人公自信、彼女にとっての都合のいい居場所として戻ってこられたことを分かった上で辛く思う部分もありますが、それに慣れている自分もいるようです。
都合のいい居場所として扱われていることに慣れていることがまた切ないですが、それでも「君」のことが好きで、自分と一緒にいて欲しい気持ちの方が上回ってしまうようです。
主人公はなかなか報われない立場にいるようですね( ; ; )
2-3.どうかもう離れないで欲しい
ゆるやかに伸びる この坂の
終わりなんて無くたっていいのにな
何話してたか 分からなくなって
笑っちゃったの覚えてる?
「この2人に終わりなんてなくたっていいのにな」という意味を込めて「この坂に終わりなんかなくていいのにね」なんて言ってみたこともありました。
そして、それまで何を話していたのか分からなくなってしまって2人で笑い合ったのを覚えているかなと彼女に問いかけてみます。
2人の想い出話をして、彼女の気持ちを何とか引き留めようとしているのでしょう。
2人のその後は描かれませんが、主人公は今度こそ報われたのでしょうか…。
3.まとめ
あいみょんの新曲『ビーナスベルト』は、別れたはずの彼女が新しい恋につまずき、都合よく自分の元へ戻ってきた時の心の揺らぎを描いた歌詞になっていました。
新しい彼と喧嘩して戻ってきたものの、新しい彼のことはいまだに気にしているし、主人公への愛を思い出して居ても立っても居られずに戻ってきたのとはまたわけが違うようです。
そんなことを分かっていながらも優しく彼女に寄り添ってあげる彼の優しさに、彼女が気づける日は来るのでしょうか…?
オブラートに包まず言えば、報われない忠愛を描いたような、切ない歌詞が胸を抉ります。
