「大丈夫」アイナ・ジ・エンド-君は1人じゃない-

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皆さんこんにちは、アイナ・ジ・エンドが4月25日にリリースした「大丈夫」の歌詞の意味について考察していきたいと思います!

この曲は、4月10日にNetflixで全世界配信された「ムーンライズ」の主題歌として書き下ろされた楽曲です。

「ムーンライズ」は宇宙をテーマにしたアニメなので、この曲がピッタリですね。

アイナ・ジ・エンド Official
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アイナ・ジ・エンド「大丈夫」 製作の裏側

アイナ・ジ・エンドは元BiSHのメンバーで、今は歌手として活動しています。

彼女はこの曲のオファーが来る前あまりコンディションが良く無かったと投稿していました。

「1人になると壁を見つめているだけで涙が流れる時期がありました。とても疲れてたんだと思う」

「そんな時にムーンライズの主題歌のお話があってその当時の自分にも、ムーンライズのキャラ達にも、見合う言葉が“大丈夫”でした」

これは配信同日の10日にXにて更新された内容なのですが、自身のメンタル面が消耗してしまったタイミングで楽曲製作の話が来たようです。

壁を眺めているだけで涙が出てくるくらい疲弊していた自身の状況と、ムーンライズの作中のキャラクター達のコンセプトにも見合う言葉として「大丈夫」を曲名として採用したようですね。

歌詞としても寄り添うような優しい言葉が多く見受けられたので、頑張りすぎた自身と同じ境遇にある人たちへと向けた癒しのような曲という印象です。

それでは、早速歌詞考察の方に入っていきましょう!

アイナ・ジ・エンド「大丈夫」歌詞

What to do pray for?
(何を祈るべきか?)

What to do pray for ?
(何を祈るべきか?)

鳴らさないで紡いで

What to do pray for ?
(何を祈るべきか?)

What to do pray for?
(何を祈るべきか?)

歩いてみよう2人で未来まで

ありがとう思い出さなきゃ

ぼくたちこのままなんだ

戦わないまま暮れゆけば

宙に舞うよほら穏やかに

大丈夫大丈夫

怖いけどね多少さ

大丈夫大丈夫

歩いてみよう

ふたりで未来まで

つまり詰まる僕たち海

泳ぎきって疲れ果てたら影撫であい振り返ると

ほら浮かぶ宝石の過去

聞こえているよ君の声はいじわるな季節なら超えたよ

ななめに陽射し落ちていくそっと

大丈夫大丈夫

怖いけどね多少さ

大丈夫大丈夫

歩いてみよう

ふたりで未来まで

歩いてみよう

ふたりで未来まで

「大丈夫」歌詞考察

What to do pray for?
(何を祈るべきか?)

What to do pray for ?
(何を祈るべきか?)

鳴らさないで紡いで

歌の冒頭では、主人公が葛藤しているとも取れる歌詞から始まります。

「What to do pray for?(何を祈るべきか?)」

憶測に過ぎないですが、これはアイナさんの自分が今抱えている問題や不安が多過ぎて、何からすっきりさせて行けば良いのかが分からなくなり、このような感情を胸に抱いていたのではないでしょうか。

何から始めるべきなのか、何を終わらせるべきなのか、その辺りが分からなくなっているような心境を感じ取りました。

歩いてみよう2人で未来まで

ありがとう思い出さなきゃ

ぼくたちこのままなんだ

未来とはまだ確定してないこれからの事象のことを指していますが、まだ決まっていない未来の出来事を不安に思って歩みを止めてしまうのは、自分の可能性を閉ざしてしまうことになると思います。

この歌では「一緒に歩いてみようよ」と優しく投げかけてくれています。

未来は自分らの行動次第で変えることができます。

でも、その場に留まっていては変えることはできません。
だからこそ、歩いてみようということですね。

しかし、あなたは1人ではありません。

2人で歩いてみようと、この曲が隣に寄り添ってくれています。

大丈夫大丈夫

怖いけどね多少さ

大丈夫大丈夫

「大丈夫大丈夫」何度も優しく囁くように大丈夫という言葉を歌っています。

「怖いけどね多少さ」

筆者の私が注目したいのはこの部分、大抵の応援ソングや励ましの歌では「怖くないよ」「恐れてはいけないよ」なんて言葉が使われていたりします。

ですがこの曲では「そりゃあ、ちょっとは怖いんだけどさ」というニュアンスの言葉が登場します。

これによって「大丈夫」の言葉の意味自体も変わってきますよね。

「大丈夫大丈夫!怖くないから平気だよ!」と言われる大丈夫と「大丈夫だよ。まぁ、ちょっとは怖いかもしれないけどさ、でも、大丈夫。」と言われるのでは全く意味が違いますよね。

背中を押すでもなく、隣に寄り添うって感じの曲だなと思いました。

つまり詰まる僕たち海

泳ぎきって疲れ果てたら影撫であい振り返ると

ほら浮かぶ宝石の過去

ここで言われている「海」とは、きっと色んな負の感情が混ざり合ってできた大きな大きな水たまりのようなものでしょう。

海とは本来、広大に広がっていく希望や未来のような明るいイメージを持たせたい時に使われる事が多い印象をがありますが、この曲では違うようですね。

そんな辛い出来事ばかりの海をひたすら泳いで、疲れ切ってふと後ろを振り返ってみると、浮かんでいるのは宝石のような過去。

これはつまり、「今は辛くて苦しい出来事かもしれないけど、それでも歩みを止めずに進んで行けば次第にそれは過去になり、過去となった辛い経験は未来に向けての宝石となる。」という事です。

確かに目の前で起きている辛くて苦しい経験は凄く嫌なものです。
しかし過ぎ去ってしまえば、乗り越えてしまえば、それは「経験」に名前を変えて私たちの人生の宝物となってくれます。

ならばやるべき事は一つ、未来まで歩いてみる事です。

辛い物事が過去になっていき、それが経験へと形を変える事を知っている人ではないとこの歌詞は書く事ができないと思うので、アイナさん自身も沢山の経験をしてきたのでしょうね。

まとめ

今回はアイナ・ジ・エンドの「大丈夫」の歌詞の意味を、一部抜粋して考察してみました。

この曲はアイナさん自身の心境とムーンライズの世界観を織り交ぜた一曲となっています。

アイナさんの優しくも引き込まれる彼女ならではの歌声と、それを最大限引き立たせる歌詞の表現力の高さは、これからも沢山の若者の耳に届き、その人生を導いていく事でしょう。

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