「秋にオススメ」ネルシャツの着こなし方と生地による違いについて(ユニクロ/GU)

cotton shirt

最近は少しずつ暑さも落ち着いてきて、涼しい・少し暑い・寒いの三つ巴な季節がやってきましたね。

やっぱり秋になると着る服に困るものですね。

「スウェットを着回せば困ることなんてないでしょうよ」

いえいえ、違うんです。

オシャレ好きが夏を嫌う理由は大抵「着るものがTシャツに限られておしゃれを楽しめないから」です。

夏同様に、秋になるとスウェットばかり着まわしてしまって退屈を感じる方は少なくないと思います。

「でもTシャツはそろそろ季節違いを感じるし、シャツは薄手なのが多いし…」

いいえ!厚手なシャツがあるんです!

その名も「ネルシャツ」正式には「フランネルシャツ」!!

目次

1 . ネルシャツとは?

先にも書いた通り、正式名称は「フランネルシャツ」です。

ウールやコットンを起毛させた生地と、チェック柄が特徴的です。

実はチェック柄じゃなくてもネルシャツはネルシャツと呼ぶのですが、実際チェック柄である個体の数が多いです。

チェック柄が多い理由についてなんですが、ネルシャツが元々ワークウェアとして着用されていた歴史が関係しています。


そもそもネルシャツは17世紀に、農作業をする労働者の体が冷えないようにと開発されたのが最初です。

そこから様々な職種にも普及していき、ワークウェアとしての地位を確立してきました。

仕事着というと汚れるのが常ですから、あまり汚れが目立たないものが好まれますよね。

そこで派手な色を何色か使うことで相対的に汚れを目立ちにくくしたのが、チェック柄が多くみられる理由だと言われています。

2 . ネルシャツ生地:コットン/ウールの着用感や利便性比較

コットンネルシャツ
ウールネルシャツ

私はコットン生地とウール生地の個体をどちらも持っていますが、コットン生地は「オールラウンダー」として、ウールは「オシャレ要員」といったイメージです。

コットン生地の方は肌触りが良いので、何かの上から羽織るのも勿論、サッとネルシャツ1枚だけで着ても問題ないのが強みだと思っています。

この点に関しては、ウールが直に肌に触れるとチクチクしてしまうのと比べると、コットン生地のネルシャツの方が便利で楽なアイテムであることが映えてきますよね。

コットンネルシャツは大抵が厚地ですから、外側からの風も通しませんし、内側の体温を逃し過ぎることもありませんのでちょうど良い涼しさを保ってくれます。

おまけに洗濯もできますから、衣服のケアに対して神経を張り詰めるような必要もございません。

それに裏を返せば、雑に雑に扱ってクタッとしたコットンネルシャツは、それはそれで味があるものだとも思っています笑

コットンネルシャツを褒め過ぎたところでウール生地の方に話題が移りますが、ウールネルシャツにもウールにしかない利点がたくさんあります。

まずは、保温性能の高さです。

ウールが冬服のアウターによく使用されることからも分かるように、ウール生地のネルシャツは快適な暖かさを提供してくれます。

コットンネルシャツが「涼しい」だとすれば、ウールネルシャツが「暖かい」と表すとわかりやすいかも知れません。

秋が深まってしっかりと寒くなってきた頃に、ウールの真価が発揮されると言ってもよいでしょう。

次に、パッと見た時の高級感です。

コットンネルシャツと比べると、ウール生地の方がフワフワとした毛並みによってマットな質感、印象が強いです。

生地の素材ひとつでもかなり風合いが変わってきますから、最終的にはどちらも持っておいても全然アリだと思えるアイテムです。

3 . ネルシャツの着こなし方

「チェック柄が難しい」

そんなイメージを持たれる方もいるかもしれません。

言い方はあまり良くないですが、チェック柄=オタクのようなイメージがあって、着こなしによっては微妙な仕上がりになる事も少なくはありません。

かくいう私もそれが理由で、気になってはいたものの買うことに関しては消極的でした。

ネルシャツは合わせ方さえ覚えてしまえば、頼れる相棒になってくれます。

実際、私も週に3回は数種類のネルシャツを着回したりしてます。

さて、チェック柄を扱うにあたって注意すべきは2つあります。

「サイズ」「色合わせ」です。

サイズですが、普通体型の方は「オーバーサイズ」を選ぶのが良いでしょう。

肩幅が広くガッチリとした体型の方がジャストサイズで着るのは、アメリカのマッシブで酒強い大型トラック運転手みたいでカッコいいんですが…

普通体型の方でジャストめなサイズを選んでしまうとどうしても野暮ったさだけが目立ってしまいます。

それに、中に他のトップスを着込む場合の着膨れも考えると、余裕を持ったオーバーサイズを選んだ方がコーディネートの幅は広がります。

次に「色合わせ」です。

そもそも、チェック柄がなぜ難しいと言われているかと言うと、それは一つのアイテムで沢山の色が使われているからです。

ネルシャツの色と相性の悪い色を他にひとつでも入れてしまうと、その途端に皆さんが想像する激ダサ失敗コーデへと早変わりしてしまいます。

ただ、それはつまり「相性がいい色を入れていけば激ダサコーデにはならない」ということでもあります。

ここで言う相性のいい色は2種類あります。

1つ目は「ネルシャツに使われているのと同じ色/同系色」

2つ目は「ネルシャツに使われているのと反対色」

この2つをおさえておけば大きく転ぶようなことは全くありません。

それどころか、3色のチェックから成るネルシャツを中心に考えた時に、アウター、ボトムス、靴や帽子などの全てのアイテムに3色と相性がいい色を散りばめることができれば「色が多いはずなのに見た目がガチャガチャせずにまとまってる」という、1段階上のオシャレをモノにできるんです。

これは、単色から成るスウェットやニットでは到底成し得ない偉業だと言っても過言ではありません。

あゝ、フランネルシャツ偉大なり…

(もちろんスウェットもニットも超かっこいい)

4 . ネルシャツの価格相場

古着だと、状態や希少価値によりけりではありますが「¥5,000〜8,000」で目にする事が多いです。

ただこのチェックシャツ、古着屋のほとんどに置いてはあるけどとにかく好みの色が見つからない!!

そんな宝探しの中で自分の理想の1着に出会う瞬間というのは、古着好きが古着好きでいる理由のひとつに違いありません…

効率よく自分の気にいる1着を見つけたい方には、古着屋のインスタグラムをフォローして入荷情報を確認するのがオススメです!

良質な配色が珍しい分、神みたいな配色の個体が入荷した際には店員さんがいち早く告知してくれますからね!

一方、「UNIQLO」「GU」では「¥3,000」程で購入することもできますから「好みの色が見つからない」とか「自分に合ったサイズが見たい」と思う方は、そちらで試してみるのも良いですね!

特に、下に貼らせていただいたGUの方のチェック柄は「オンブレチェック」と言って、チェック柄がグラデーションで表現されている柄でとても扱いやすいです。

その扱いやすさから古着好きの間でも価値が高まってきていて、普通のチェックと比較して2〜3倍の価格にまで値上がりしているくらいです…。

とにかく扱いやすく人気も高い柄ですので、最初の1歩目にお勧めしたい1着です。

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