今回は、大人気アーティスト「Creepy Nuts」の新曲である「オトノケ – Otonoke」についての歌詞考察を自分なりにしていこうかなと思います。
個人的な歌詞予想でしかないため、完全に合っているかは分かりませんが解説していけたらなと思います。
まず「オトノケ」を制作した「Creepy Nuts」とはMCバトルの全国大会3連覇を達成した「R-指定」とDJの世界大会に優勝した世界一のDJこと「DJ松永」が組んだ2人組のHIPHOPユニットです。
「Creepy Nuts」といえば「Bling-Bang-Bang-Born」や「のびしろ」などの有名な曲がありますが、今回のオトノケも個人的に歌詞や構成が面白く、注目度の高い曲になっているなと思います。
「オトノケ 」とは「ジャンプ＋」にて連載中の大人気漫画をアニメ化したTVアニメ「ダンダダン」のOPとして書き下ろされた楽曲でオカルト要素やパロディー要素が含まれており、歌詞の意味を理解するとまた新しい聞き方が生まれるでしょう！
Creepy Nuts「オトノケ 」について
「オトノケ 」は聴いていてポップでリズム感が良い曲でありながら、歌詞には都市伝説などのたくさんの要素が含まれています。
本曲についてR-指定さんは
怪異や霊が人に憑依する時 “ 痛みや悲しみに共鳴して結び着く ” というこの作品の解釈が、自分の考える音楽の作り手と聴き手の関係にすごく似ているなと思い筆を走らせました。
とコメントされております。
また、DJ松永さんは
「この世界に無い曲作ったぞ」と思えた時が、曲作りに最も手応えを感じる瞬間なのですが、オトノケは正しくそれです！作れて良かった！
とコメントしております。
特に作詞を担当したR-指定さんは大のホラー好きであるため、今回のような歌詞を考えられたのではないかと思いますし、作曲担当のDJ松永さんはどんな歌詞でもお構いなしに、新しいメロディーを作るので流石ですよね。
Creepy Nuts「オトノケ 」の歌詞
「オトノケ 」 作詞：R-指定 作曲：DJ松永
ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン
Creepy Nuts 「オトノケ – otonoke」歌詞
ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン
ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン
ダンダダン ダンダダン ダンダダン
諦めの悪い輩
アンタら なんかじゃ 束なっても敵わん
くわばら くわばら くわばら 目にも止まらん速さ
くたばらん 黙らん 下がらん 押し通す我儘
そこどきな邪魔だ 俺はもう1人の貴方
貞ちゃん伽椰ちゃんわんさか黄泉の国 wonderland
御祈祷中に何だが4時44分まわったら
四尺四寸四分様がカミナッチャ bang around
呼ぶ声がしたんなら 文字通り お憑かれさまやん
ハイレタハイレタハイレタハイレタハイレタ
必死で這い出た先で霧は晴れた
デコとボコが上手く噛み合ったら
痛みが重なったら
ココロカラダアタマ
みなぎってゆく何だか
背中に今羽が生えたならば
暗闇からおさらば
飛び立っていく彼方
ココロカラダアタマ
懐かしい暖かさ
足元に今花が咲いたならば
暗闇からおさらば
飛び立っていく彼方
何度だって生きる お前や君の中
瞼の裏や耳の中
胸の奥に居着いてるメロディー、リズムに
ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン
ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン
ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン
ダンダダン ダンダダン ダンダダン
今日も賽の河原ど真ん中
積み上げてくtop of top
鬼とチャンバラ
the lyrical chainsaw massacre
渡る大海原
鼻歌Salsingin’ sha-la-la
祓いたいのなら末代までの札束
誰が開いたか禁后(パンドラ) 後は何があっても知らんがな
何百年待ったか超久しぶりの娑婆だ
ガキや若葉
まだコッチ来んじゃねーよバカが
今確かに目が合ったな
こーゆーことかよ シャマラン
ハイレタハイレタハイレタハイレタハイレタ
眠り飽きた先で君が待ってた
盾と矛が肩を抱き合ったら
怒りが消え去ったら
ココロカラダアタマ
みなぎってゆく何だか
背中に今羽が生えたならば
暗闇からおさらば
飛び立っていく彼方
ココロカラダアタマ
懐かしい暖かさ
足元に今花が咲いたならば
暗闇からおさらば
飛び立っていく彼方
何度だって生きる
お前や君の中
瞼の裏や耳の中
胸の奥に居着いてるメロディー、リズムに
ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン
ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン
ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン ダンダダン
ダンダダン ダンダダン ダンダダン
なんと歌詞のほとんどが「ダンダダン」という言葉の５文字で韻を踏んでいます！？
アニメのタイトルに合わせて韻を踏んで、内容のコンセプトに合った歌詞とメロディーを作れるなんて本当に意味が分からないですw
Creepy Nuts「オトノケ 」の歌詞解説
では、今回の本題に入っていきます。
まず、タイトルであるオトノケとは音楽や音に込められた不思議な力や怪異や霊が人に憑依することを表す言葉です。
また、Creepy Nuts自身をオトノケ＝音の怪異と藻立てているのではないかとも考えられます。
それでは、「オトノケ 」の気になる歌詞をピックアップしていきます！
歌詞 １番
くわばら くわばら くわばら 目にも止まらん速さ
くわばら くわばら くわばら： 最初は雷除けとして言われていましたが、次第に災難が起こらないようにという意味で使われるようになった言葉
目にも止まらん速さ→作中でも登場する妖怪ターボババアの事
貞ちゃん伽椰ちゃんわんさか黄泉の国 wonderland
貞ちゃん→「リング」の貞子
伽倻ちゃん→「呪怨」の伽倻子
wonderland→「ウィリーズ・ワンダーランド」という2021年に公開されたアメリカ合衆国のアクションコメディホラー映画
貞子と伽倻子のことを貞ちゃん、伽倻ちゃんと呼ぶことによってダンダダンで韻を踏んでいます、地味に凄いですよね
御祈祷中に何だが4時44分まわったら
四尺四寸四分様がカミナッチャ bang around
呼ぶ声がしたんなら 文字通り お憑かれさまやん
4時44分→学校の怪談
四尺四寸四分様→「八尺様」というネット掲示板である2chの洒落にならない怖い話(洒落怖)に出てくる身長が八尺（240cm）ある妖怪のことからきている？
また、四尺四寸四分はcmにすると168cmでR-指定さんの身長の169cmからきているのではないでしょうか？
カミナッチャとはComing at you（襲ってくる）のことを言い換えているのと思われます。
ハイレタ ハイレタ ハイレタ ハイレタ ハイレタ
これは知っている人も多いのではないでしょうか？
これもまた2chの洒落怖の都市伝説の話で、娘と投稿者が山にドライブに行ったら車が故障してしまい、その時に近づいてきた「ヤマノケ」という妖怪に取り憑かれてしまった女の子が「ハイレタ ハイレタ ハイレタ ハイレタ ハイレタ」と言う所から来ていると思います。
歌詞 ２番
鬼とチャンバラ
the lyrical chainsaw massacre
渡る大海原
鼻歌Salsingin’ sha-la-la
祓いたいのなら末代までの札束
ここでは同じジャンプ作品のオマージュからきていると思われます。
鬼とチャンバラ→鬼滅の刃
chainsaw massacre（チェンソーの虐殺）→チェンソーマン
渡る大海原→ワンピース
鼻歌Salsingin’ sha-la-la→ナルト
祓いたいのなら末代までの札束→呪術廻戦
ここまで色んな作品を絡めるのは恐ろしいですね
こーゆーことかよ シャマラン
シャマラン→M・ナイト・シャマランというホラー映画を得意とする監督のこと
彼が手掛ける作品の展開は予想外であり、恐怖を伴うため「こーゆーことかよ シャマラン」という所は、シャマラン監督の映画を見ているような表現になっていますね。
とりあえずはこんな所でしょうか、にしても色んな要素が詰め込まれていますね。
まとめ
「ダンダダン」の為に書き下ろしされたとはいえ、オカルト要素を色んなところから取り入れつつ、全てダンダダンの５文字で韻を踏んでいる恐ろしさには脱帽しますね。
また、本編である「ダンダダン」を見るときに「オトノケ」の要素を頭に入れて見てみるとより面白くなるのではないでしょうか？
是非、どちらにも注目していきたい所ですね。
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