「チェキ初心者必見」チェキを撮る時にありがちな7つのミス

film photo

チェキでオシャレな写真を撮りたいと思っているそこのあなた。

そもそもチェキを撮るにあたって必要な知識は知っていますか?

私はかれこれ3年以上チェキを愛用していますが、やはり最初のうちは思ったように写真が撮れなかったり、写りが微妙なものが多くてフィルムを無駄にしていました。

頭の中で思ったような写真が撮れないと無駄にした感凄いんですよね。

やはり撮り直しができないからこそ、良いものをバチっとその一枚に収めたいですよね。

これからチェキカメラを購入しようとしている方にも必見の内容ですので、購入前に一度読んでみてください。

この記事の注意点※


1 私は景色をメインと人をメインに撮影することが多いので、自撮りや小物の写真などはさほど経験がありません。

2 使用しているカメラは富士フイルム(FUJIFILM) インスタントカメラ チェキ instax mini 40 INS MINI 40となります。

今回の記事ではこのカメラで撮った写真がメインになりますが、撮り方や画角に関してのコツはカメラの性能にほぼ左右されないので、あまり気にしなくて大丈夫です。

このカメラは余計な設定をしなくても、電池とフィルムを入れたらすぐに撮り始めることができるので気に入っています。

1発撮りはチェキの最大の魅力であり、最大のデメリットでもあります。

オシャレにビシッと決める為にも、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

チェキを撮るうえで覚えておくべき知識(性能編)

まずはチェキカメラの性能といった観点から、綺麗に撮る方法を抑えていきましょう。

ここはカメラを持っている人なら割と知っていることも多いと思いますので、知っている人は飛ばしても大丈夫です。

1 . 60cm以上離れて撮影する

これは割と有名なところですね。

これは被写体(撮りたいもの)との距離が近いと、チェキの性能上ピンボケしてしまうからなんですよね。

この写真は、花を持っている手が近すぎて若干ボケています。

もちろんチェキカメラにはピント調節機能なんてありませんし、ざっくり言えば光を焼き付けているだけなので。

よくインスタとかで見るオシャレな写真の中には、小物を至近距離から撮影したような写真があったりもしますが、あれはチェキではできないのでご注意を。

ただ、正直な話をしてしまうと景色を撮りたい人だったら全く気にしなくても大丈夫です。

60cmよりも近い距離から景色の撮影をすることって基本ないですよね。

2 . 受光部を塞がない

受光部とは、本体のレンズの上にあるこの部分のことを呼びます。

ここを塞いでしまうと、白飛びなどの原因になります。

対策としてレンズはもちろんのこと、受光部も手で塞がないように側面を持って撮影しましょう。

ここを塞ぐとなぜ良くないかというと、これはチェキカメラの仕組みが関係しています。

チェキはフラッシュによる光で対象物や周囲の物体との距離を認識し、それをフィルムに露光することで撮影しているのです。

ざっくり言うと、光らないと撮れないのです。

3 . フィルムをセットしたら蓋を開けない

これは絶対に守らないといけません。

チェキカメラにはフィルムをセットする場所があるのですが、ここに一度フィルムを入れたら空になるまで絶対にこの蓋を開けてはいけません。

と言うのも、先程も話したようにチェキのフィルムというのはカメラで捉えた光をフィルムに落とし込んで写真にしています。

焼き付けている。みたいな表現の方が分かりやすいですかね。

チェキのフィルムは箱に入っているのですが、箱を開けると銀紙のような包装をされています。

こちらを取り出すと黒いカートリッジのようなものがあり、すべての面が黒いシートに覆われています。

チェキカメラ本体にこのフィルムをセットして一度シャッターを押すと、黒いシートが出てきます。

これ以降、シャッターを押すとフィルムが出てくるのです。

では、このフィルムを取り出してしまうとどうなるでしょうか?

開けられたフィルム達は光に触れてしまい、いわゆる「感光」を起こしてしまいます。

感光されたフィルムを戻してシャッターを押しても、既に光を浴びたフィルムは真っ白なまま出てきます。

次につながる失敗作の写真を生み出す為に使えたはずの一枚が、これでは非常に勿体無いですよね。

とりあえず、一度フィルムを入れたら使い切るまでは蓋を開けないと覚えておけば大丈夫です。

ちなみにフィルムは1カートリッジに10枚入っており、私のカメラでは残弾数が数字で確認できるようになっています。

4 . 覗いた位置でシャッターを押さない

記事をそれなりに長く読んでほしい私は、注意書きが最後に記載されているドクター・ストレンジの禁断の書物のような卑怯な手を使いましたが…

実はこの4つ目が良い写真を撮るうえでは欠かせない必須事項となっています。

チェキのカメラも通常のカメラと同じように、覗く部分(ファインダー)がちゃんと付いているのですが

カメラの構造上、レンズから少し離れた位置にあるんです。その距離は大体5cmくらい。

つまり、ファインダーを覗いて「ここだ!」と思った位置でシャッターを押したとしても、実際に出てくる写真は少し右寄りの写真が完成してしまいます。

解決策としては、ここを移したいと思って覗いた場所から少し右寄りにして写真を撮ることです。

ポイントは少し右寄りです。

思い切り右にずらす必要はなく、ファインダーとレンズの位置くらいの少しの距離右にずらして撮影しましょう。

正直これに関しては勘やコツの要素も絡んできますので、こういう不確定要素な部分も「レトロチック」として楽しむくらいの気持ちでいると良いと思います。

チェキ初心者がやりがちなミス

さて、ここからは皆さんお待ちかねの「良い写真を撮るにはどうしたら良いのか」を筆者の私なりに解説していきます。

失敗例と成功例の二つを、実際に私が撮影した写真達からピックアップして解説していきます。

1 . 夜間は基本的に景色を撮ることはできない

これはチェキで撮影したものと、普通にスマホのカメラで撮影したものになります。

こちらの写真を見てもらえると分かると思いますが、チェキカメラというものは基本的に夜間の景色の撮影には向いていません。

チェキカメラを扱ううえでの必要な知識として「明るい場所は肉眼よりも淡く薄く、暗い場所は肉眼よりも暗く濃く写る」というのが原則です。

夜間だけでなく、自身の周囲が暗いという状況にも起こりうる事なのでよく覚えておきましょう。

2 . 光の向きを意識する

私が実際に撮影した写真を例に挙げて解説していきますが、これはいわゆる「逆光」というやつです。

撮影場所:森の中

時間帯:10時ごろ

・撮りたかった森の後ろに、より明るい光が漏れているせいで木が黒くなってしまった。

・目線よりも高い位置の撮影により、写り込む空の面積が広くなっている。

撮りたい物の後ろに、対象物よりも光の強いものを配置しないor面積を広く取らない

ここから詳しく解説していきます。

直撮りなのでスマホが反射してるのが絶望的にダサいですがご愛嬌。

こちらの写真は森の中で日中に撮った写真になるのですが、森の奥にある空が明るいせいで森全体が逆光になっています。

簡単に言うと、この失敗作ではこのような位置関係になっています。
水色は明るい周りだと思って見てください。



今回は暗い森の中から頭上の景色を撮影しようとした結果、森の向こう側から差し込む光が木に影を作り出してしまい、今回のような写真となりました。

こちらの写真も同じく、木々に囲まれた場所で鳥居を下から撮影したことで、木漏れ日に吸われてしまっていますね。

この写真でも、やはり橋の奥の方が光量が多いので橋は暗くなっていますね。

このように、自分が撮りたいと思うものに対して光がどう向いているかは非常に重要なのです。

快晴の外で日陰もない所で撮るならば若干話は変わってくるのですが、こういう薄暗い時間帯や天候の場合だったり、先ほど解説したような木陰などの影に覆われた場所にいる際は意識しなければなりません。

チェキというのは、スマホのカメラとは訳が違うほどに光に影響されやすいです。

光を受け取る精度の関係上、どうしても強い光ほど強く(白っぽく)映るし、弱い光ほど弱く(ほぼ黒に近い状態)写ってしまう物なのです

なのでとりあえず、一般的にカメラでやってはいけないとされている事は基本ダメです。

❌失敗例
⭕️成功例

上記の成功例のように、光がこちらに向かってではなく上から差し込んでいれば、森の中にいたとしても逆光にならずに綺麗に撮れます。


余談ですが、太陽を入れてチェキを撮影するとこのようにワームホールが出来上がってしまうのでご注意。

3 . 空の写る面積をできるだけ減らす

これがありがちなミスの最後の項目になります。

失敗例1

私は個人的にこの写真が気に食わないのですが、それは「空を撮りたいわけではないのに空の面積が無駄に多い」からです。

私はこの無駄に広い空の事を「デッドスペース」と呼んでいます。
死の宇宙じゃないですよ。

上記の例の写真ならまだ良い方なのです、なぜならそれは個人的に気に食わないだけなので。

失敗例2

こちらの写真を見てください。

信じられないと思いますが、この写真は昼前に撮影した物なのです。

空は無駄に青空に雲って感じだと思いますが、この写真だとその下に広がる田んぼが非常に暗くて、まるで日が落ちかけている時間帯のように見えますよね。

これは先ほどの逆光の話にも近い部分がありますが、空の撮影が目的じゃないならば空が写り込む面積をもっと減らす必要があったと言えます。

ただし勘違いしないで欲しいのは、これはケースバイケースという事です。

基本的にこれが守れていないと上手く撮る事はできないのですが、天候や季節、撮影場所などの条件が変われば上手く撮れる可能性もあるのです。

そして何よりも、空の写真を撮ること自体は素晴らしい事なのです。

空が目的じゃないならあまり入れたくないという話ですからね。

スマホで直撮りしたので少し見えにくいですが、虹とセットにして青空の写真を撮ったこともありました。

この写真を撮った当時は、下に4つ飛び出した煙突みたいなのが映り込んでしまって少し気にしてたのですが、ピッタリど真ん中に仲良く並んでるので今は逆に気に入っています。

まとめ

今回はチェキカメラ初心者に向けて「チェキを撮る時にありがちなミス」というテーマでコラムを書かせていただきました。

さて、ここまで読んだあなたは私の失敗作のチェキをたくさん見てきましたが…

「こいつもしかして撮るの下手なんじゃないか?」って思いましたよね。

そんなあなたは、私の尊厳保持の為に下記の関連記事から「チェキカメラでエモい風景を撮る方法」を必ず読んでください。

この記事では成功例の写真に対して、何が良かったのかを解説している記事になりますので、私が気に入っている写真たちがそこそこ出てきます。

これからチェキカメラの購入を検討している人も、既に持っている人もぜひ関連記事の方も読んでみてください。

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