「Feel」/羊文学 -日々を全力で感じる-

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皆さんこんにちは!

今回の記事では、羊文学が7月4日にリリースした新曲の「Feel」の歌詞を1部抜粋しながら考察していこうと思います!

こちらの曲は同日深夜から放送しているアニメ「サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと」のOPテーマとして起用されています。

ギターストロークがとても心地のいい音を奏でており、夏のような爽快感のある曲になっています!

高頻度で羊文学が新曲を出すことはここ最近無かったので、ファンは胸熱ですよね…!!

では早速歌詞の中身から見ていきましょう!!

目次

Feel/羊文学 歌詞

ずっと空っぽだったことから目を逸らして
握りしめていたわたしの抜け殻
自分を守ることばかりやけになって
君が呼ぶ声に気付けないでいた

何でもないふりで笑って
上手に隠してるつもりで
痛みさえ閉じ込めてしまっても
まだ、消えないのは何?

思うようにばたいて
日々はもっと輝いていいと
あなたがわたしに教えてくれたの

全てはまだわからないけれど
ちょっと手を伸ばし
and feel, feel alot
感じるままに生きてゆけたら

理由などないの
目の前、駆けて抜けてゆく喜びを
離さないようにちゃんと抱きしめてたいよ

ずっと忘れている羽根は誰にもあるのに
臆病なままで見落としてしまうんだ

ふらつくつま先踏み込んで
拙いステップでつまずいて
探り探りのターンでもいいから
今度こそあなたまで届け

信じた星の行方を見失いそうになっても
わたしが必ず迎えにゆくから

言葉はまだ震えてる
だけどもう迷わない
and feel, feel a lot 感じるままに

思うようにばたいて
日々はもっと輝いていいと
あなたがわたしに教えてくれたの

どこへだって続く空
ここから始まる明日へ
feel, feel a lot 優しい夢を描いてゆくの

Feel 歌詞考察

羊文学らしい歌詞でもあり、アニメの雰囲気を上手に取り込んだ曲となっています。

塩塚モエカさんは曲を作る時に、自身の日記のように歌詞を書く事が多いようなのですが、この曲もその一面があるように思えます。

今回の記事では、1番の歌詞をメインに考察していこうと思いますので、ぜひとも最後までご覧下さい!

彼女自身の内面の成長や迷いについてがこの曲では描かれており、それが分かるのは歌詞の冒頭。

ずっと空っぽだったことから目を逸らして
握りしめていたわたしの抜け殻
自分を守ることばかりやけになって
君が呼ぶ声に気付けないでいた

自分には中身がなく、空っぽな人間であったことを認めずに生きてきた。

自分には何も無いと認めることが出来ず、内に存在する空虚さを受け入れずに自己保身に走っていたようです。

自分のことを守ろうと必死になるあまりに、自分を呼んでくれる声にすら気付かずに生きてきたと語っています。

しかし歌詞の最後に「君が呼ぶ声に気付けないでいた」とある事から、彼女は少しずつ変化してきているのでしょうか。

何でもないふりで笑って
上手に隠してるつもりで
痛みさえ閉じ込めてしまっても
まだ、消えないのは何?

心に痛みを抱えていても、それを外側に出さないように貼り付けた笑顔で隠しているつもりが、痛みの根幹は消えていない為に余計に辛くなります。

心に出来た痛みというのは、そのものを受け入れて進む決意を固めないといけません。

時として、自分に不都合な事実を受け入れて進む事が必要だと私は思っているのですが、この時点でまだ彼女はそれが上手く出来ないのでしょうか。

思うようにはばたいて
日々はもっと輝いていいと
あなたがわたしに教えてくれたの

全てはまだわからないけれど
ちょっと手を伸ばし
and feel, feel alot
感じるままに生きてゆけたら

これまで空虚な自分を守る為に必死になっていた彼女は、冒頭で自身を呼んでくれていた大切な存在の言葉に耳を傾ける事ができたようです。

自分が思うようにはばたいて行けば良いし、日々はもっと輝いていいと教えてくれたその言葉が、彼女の空っぽな中身に少し意味を持たせてくれたように感じます。

全てを理解する事は出来ないけれど、ほんの少し手を伸ばして感じるままに生きていく。

「考えるな、感じろ」なんてよく言ったものですが、あれこれ理屈を考えるよりも自分が感じた直感に頼る方が、心の健康に良い場合って結構ありますよね。

理由などないの
目の前、駆けて抜けてゆく喜びを
離さないようにちゃんと抱きしめてたいよ

目の前に現れる喜びを抱きしめるように全身で感じる事に理屈や理由など要りません。

まとめ 

私自身の話を交えた曲の感想になりますが、私自身が感情よりも理屈や意味に重きを置いて生きてきた人間でした。

人の行動や発言には意味という裏付けがあって、それが自分なりに納得出来ないと気が済まない感じというか。

結局コミュニケーションを感情で測るよりも、理屈を自分に言い聞かせた方が割り切れる事象が多かったからかもしれません。

しかし、人生における全てに言語化を求めて理由を見つけようとする人生は、確かに空っぽなのかもしれません。

感情が豊かで一緒にいて楽しい人は、素直に嬉しい事や楽しいことを言語化する事が出来ますが、私にはそれが上手く出来ませんでした。

曲名にもある通りこの曲は「Feel」

だから私自身がこの曲に対して共感出来る部分が多く、時には理由を考えるのをやめて人の話に耳を傾けてみる事の重要性を教えてくれました。

この曲は大切な人から感じて生きる事の大切さを知り、理屈で物事を片付けようとする人間をやめて、空虚な心を感情で埋めていく1歩を歩み出すような、生まれ変わりの曲に感じました。

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