羊文学の有名曲「more than words」の歌詞考察!-自分自身との葛藤-

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最近勢いが増してきた羊文学ですが、アニメ「呪術廻戦」のEDテーマ曲「more than words」にてその名前と曲を知ったという方も多いのではないでしょうか??

私は呪術廻戦も羊文学も大好きなのですが、羊文学を知ったきっかけはこの曲でした。

羊文学といえば、若者の心に突き刺さるような文学的な歌詞と高い歌唱力、そしてそれらを引き立たせるような技術の高い演奏が特徴です。

本題に入りますが、羊文学をより有名なものにさせたこの「more than words」もまた、自分自身に生き方に悩んで葛藤している人たちへの応援ソングとなっているのです。

「more than words」は2023年9月7日に公開され、2025年3月時点で4654万回再生されています。

羊文学

ちなみに…

この曲を製作するにあたって、何度も呪術廻戦を読んだボーカルの塩塚モエカさんはこう語っています。

「監督から、どん底の現実に直面する虎杖の『帰る場所』になれるエンディング、とリクエストを頂きました」

(週刊少年ジャンプ2023年40号より)



それでは早速ですが「more than words」の歌詞の意味を見ていきましょう!

目次

羊文学「more than words」歌詞

彼が言った言葉 何度も思い返して
上手く返事できたか?グルグルグルする

いつからか正解を選ぶのが楽になって
本音言う無邪気なペース適当に誤魔化している

だって どうだっていいって笑っても

まだ自分のことを愛したいんだって
もがいているんでしょう?

きっと間違いだらけのストーリー
溺れそうな夜も一人じゃないから

Just be by your side
And give you more than words
Give you more than words

書きかけのメール振り出しに戻して
決めきれない自分にグルグルグルする

分からないことが多すぎる世界じゃ
賢いふりをしても傷ついたりする

いつからか失敗を避けるのにむきになって
本当に欲しいもの諦めて何がしたいか

見えなくて見過ごして 絶望だけ得意になって
それをもう手遅れと決めるにはちょっと早いね

だって どうしようもないときでも

まだ自分のことを
信じたいんだって気づいているんでしょう?

きっと同じような痛みを辿ってく夜がきみにもあるなら

Just be by your side
And give you more than words
Give you more than words

この先は何一つ譲れない
全力で (I get it now, I get it now)

どんな暗闇だって照らすライト
あなたがいること

転んで泥だらけも仕方ない
やめらんない (I get it now, l get it now)

損得見てちゃ何も生まれない
まだまだ we can head to freedom

いつもただ瞬間に賭けてたい
言い訳はもういらない live only once

踊り出せミュージックは止まらない
何にも怖くないわ

Give you more than words

「more than words」歌詞考察

この曲は本音を押し殺して生きている、自分に素直じゃない人間を励ます為の曲だと私は感じました。

いつからか正解を選ぶのが楽になって
本音言う無邪気なペース適当に誤魔化している

だって どうだっていいって笑っても

まだ自分のことを愛したいんだって
もがいているんでしょう?

本音を言わないで、当たり障りのない発言をしている方が楽な時もあるのかもしれません。

けれど、それは果たして自分を大切にしていると言えるのでしょうか?

本心では、自分にもっと忠実でわがままに生きて行きたいのではないでしょうか。

Just be by your side
(私はあなたのそばにいる)

And give you more than words
(そして言葉以上のものをあなたにあげる)

Give you more than words
(言葉以上のものをあなたにあげる)

これは寄り添うような優しい言葉ですよね。

この歌詞は1番のラストと2番のラスト、曲中に2回出てくるんですけど、最後の方の歌詞にも注目してほしいのです。

損得見てちゃ何も生まれない
まだまだ we can head to freedom(私たちは自由へと向かう)

最後は「私たち」へと言葉が変わっているのです。

そして、1番は全体的に「その場を流すのが楽だと気づいて、本音が言えなくなってしまった」という歌詞に「それでもあなたは自分の事を愛したいともがいてるんでしょ?」という励ましをかけているように見えます。

2番は「私はいつからか失敗を恐れて、素の自分でいる事を諦めtまで何がしたいのだろう。けれど、手遅れと決めつけるのはちょっと早いのかも」という、これまでの自分を振り返って少し前向きになったように感じ取れます。

損得見てちゃ何も生まれない
まだまだ we can head to freedom

いつもただ瞬間に賭けてたい
言い訳はもういらない live only once

踊り出せミュージックは止まらない
何にも怖くないわ

最後は励ましというよりも、内側から出てきた自分の今後の生き方への決起のようにも見えます。

ここで私が考えたのは、この曲は「仮面を被せた偽りの自分に苦労する私」と「心の奥底に居続ける、自分自身」の会話の曲なのではないのかなと思っています。

「人生は一度しかない、だからその瞬間の目の前のことを全身全霊でやろう」というメッセージが込められていると、私はこの曲を聴いていて感じました。

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