夏に聴きたい羊文学「夏のせいです」歌詞考察!

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皆さんこんにちは!今回はタイトルにもある通り「夏に聴きたい羊文学」というテーマで記事を書いていこうと思います。

今回ご紹介する曲は「夏のせいです」

こちらの曲は「」にリリースされ、YouTubeでは「」回再生されています。

曲名にも夏と入っていますが、曲調や歌詞も夏っぽさが満点の歌となります。

こちらのリンクから曲を聴いたら、早速歌詞の方から見ていきましょう!!

目次

夏のせいです/羊文学 歌詞

それは夏のせいです

僕達は流れる雲に乗って

どこまでもゆくのね

遠く澄んだブルーです

君の肌に触れる

石鹸のにおいがする午後です

逃避行、どこ行こう?

何しよう、なんでもいい

宇宙旅行、浪漫飛行
シーツのうえで

逃避行 どこ行こう?
ここじゃない場所がいい
宛もないまま起き出す
僕の背中に 君がいう
ねぇ もう少し眠ろう

それは夏のせいです
クーラーの風を避けるみたいに
うつ伏せてぼんやり
まだ夢の途中です
窓際 揺れている風鈴と
ハミングの午後です

逃避行 どこ行こう?
何しよう なんでもいい
時間旅行 遊覧飛行
シーツのうえで

逃避行 どこ行こう?
誰にも見つからずに
君を離さずに行ける遠いところへ
考え中の僕いう
もう少し眠ろう

それは夏のせいです
でも君は流れる雲みたいに
知らぬ間に行くのね

とても澄んだブルーです
太陽をいっぱいも吸い込んで
生まれたてのままの僕らの
さよならする午後です

なつのせいです 歌詞考察

羊文学が出す季節の歌には結構特徴があります、それは今回の曲でもそうなんですけど、「夏が始まったよ!イェイ!」みたいな、季節を全面に出したような曲じゃない場合が多いです。

文字から読み取れる情景が季節を彷彿とさせるといったスタイルの曲が多いです。

他に夏の曲でいえば「絵日記」などが挙げられますが、こちらも夏というテーマを全面に押し出しているかと言うとそうではありません。

季節に応じた恋模様を「あなた」「私」だけで進めていくような感じと言ったら適切でしょうか。

三角関係のような、第三者が現れる事があまりありません。

この曲はカップルが登場するのですが、外は青々としており日差しが突き刺す真夏日、そんな中で2人は涼しい部屋でゴロゴロしている様子が描かれています。

ウトウト寝ては起きてを繰り返しているのでしょうか、淡く綺麗でありながら厳しい暑さから目を背けるように、涼しい部屋で逃避行をする2人のお話となっています。

それでは、歌詞を1部抜粋しながら中身を見ていきましょう!

それは夏のせいです
僕達は流れる雲に乗って
どこまでもゆくのね


歌い出しの歌詞ですが、曲名にもある通り何かを夏のせいにしています。

夏の昼下がりのようなメロディと共に、流れる雲という言葉から、外が夏らしい天気である事が分かりますね。

遠く澄んだブルーです
君の肌に触れる
石鹸のにおいがする午後です

この歌詞から、君から石鹸のにおいがするくらい近い距離で、昼までゴロゴロしている様子が分かります。

窓の外は澄んだブルーで、流れる雲を見ながらボーッと考え事でもしているのでしょうか。

逃避行、どこ行こう?
何しよう、なんでもいい
宇宙旅行、浪漫飛行
シーツのうえで

シーツのうえで逃避行、君と宇宙旅行なんかしてみたり。

夏場は外が暑いからあまり家から出たくないですよね。

彼らもそうなのでしょうか、家の中で2人でゴロゴロしながら、時にはウトウト夢の中に入るのを繰り返しているのでしょう。

主人公は1日をダラダラと過ごすのを夏のせいにしています。

一緒に寝ている「君」も、もう少し眠ろうと言ってくるもんだから、ついつい時間を無駄にしてしまう。

でも、こういう当たり前の日常が幸せだったりするんですよね。

何かをした訳でもなく、ただ2人で同じ時間を共有する。

夏っぽい歌だけど、「外で思いっきり弾けよう!」という曲ではなく、外に出ないのを夏をせいにして2人でゴロゴロする歌。

メロディも心做しか、ウトウトしてる彼らのような安らぎを感じます。

夏だから弾けよう!というよりも、圧倒的に暑さを理由にして家にいる人の方が多いと思います。

羊文学は、こういった誰しも経験するであろう日常の小さな情景を歌に落とし込むのが上手いですよね。

手ですくう水や身の回りの空気など、身近では透明なのにも関わらず、積み重なって遠くなればなるほど青く見える空や海。

この曲のような透明な毎日が、積み重なっていつか青く澄んだブルーになっていくのでしょうね。

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