最近少しずつ暑くなって来ましたよね。
少しずつ蚊を見ることが増えてきましたし、実際私も既に何ヶ所か刺されています笑
夜間に耳元で飛ばれると不愉快ですし、皮膚がボコっと赤くなって痒くなるのも嫌ですよね。
ですが実はそれだけでなく、蚊は感染症や病気の媒介になる場合もあるんです。
この記事ではそんな夏の大敵の生態を理解したうえでしっかりと自分の身を守り、蚊に刺されにくい人になることを目指します。
蚊は感染症の媒介になる?!
実は蚊って世界規模だと年間で70万人を越える数の人間を殺しているのです。
というのも、蚊は血を吸う生き物なので感染症などの媒介になります。
そこでまず蚊の危険性を知るために、蚊が媒介になる感染症と名前と症例などを軽く見ていきましょう。
蚊を媒介して人が苦しむ感染症
・デング熱
感染3 ~7 日後に突然の発熱して、頭痛や筋肉痛・関節痛を伴うことが多く、食欲不振、腹痛、便秘を伴うこともあります。
致死率は1%以下の海外で発生しやすい病気ですが、日本でも有り得ない話ではないです。
その他にも
・ジカ熱
・ウエストナイル熱
・チクングニア熱
・日本脳炎
・マラリア
と言った感染症に掛かる可能性があり、どれも発熱を伴って苦しい病気です。
死亡率が0ではない以上は安心できませんよね。
意外と知られていない蚊の生態
では、次は蚊の生態について解説していきます。
蚊の発生条件
大前提として蚊は卵を水場に産卵します。そして成虫になるまで水の中で生活するのです。
加えて蚊は誕生した場所から約15メートル圏内を行動範囲とする事が基本なので、実は孵化した場所からそう遠くまでは行かないんですよね。
僅かな水溜まりからも蚊は発生してしまうからこそ水溜まりを作らないようにする事が大切です。
蚊は何に惹き付けられるのか
1.二酸化炭素
蚊は人が呼吸する際の二酸化炭素に引き寄せられて来ます。
というのも蚊は炭酸ガスを感知する事が出来るのですが、なんと大気中のガス濃度が0.01%変わっても感知すると言われています。
よって呼吸をしているだけでも蚊に感知されてしまいます。
2.温度
蚊の触覚は産毛が2000本近く生えていて、温度センサーの役割をしています。
体温が高いと蚊に感知されやすく、夏場に蚊による被害が増えるのはこれが原因とも言えます。
乳幼児などは特に蚊に刺されやすく、お酒を飲んだ後も体温が上がるので注意が必要です。
3.臭い
蚊の触覚は温度以外にも臭いの基になる成分を感じやすくなっています。
夏場は靴が蒸れて臭いが強くなりやすいので、足の臭いが蚊を刺激して寄って来てしまいます。
足が臭くて良い事はありませんので、夏場のケアは欠かさないようにしましょう。
4.色
蚊の目は色を鮮明には識別出来ないため、濃い色を識別しやすいです。
白系の服を着ている人よりも黒系の服を着ている人の方が10倍近く蚊に刺されやすいという研究データもあるので、外出時は明るめの服を着ることをオススメします。
夏場は黒系の服を着ると熱を持ちやすいので暑いですし、体温が上がればその分蚊を引き寄せやすくなってしまいます。
清涼感のある服は明るめのものが多いので、相手に与える印象も良くなります!
蚊に刺されないようにする方法
外出時の対策
1.長袖長ズボンを着用する
蚊は皮膚から血を吸うので、当然ですが肌の露出は避けた方がいいでしょう。
蚊は服の上からでも刺す事が出来るので、ピッタリサイズの服よりもゆったりとしたオーバーサイズの服の方が有効だと言えます。
2.汗をこまめに拭いて体温を低くするように心掛ける
蚊は汗の臭いを感知するので汗をかいたらこまめに拭くようにしましょう。
制汗スプレーなどを使って汗の対策をするのも大切です。
またボディーシートを使って汗を拭く事で、汗を拭きながら体温も下げられるのでオススメです!
3.虫除けスプレーを使う
蚊には「イカリジン」という成分が有効で、虫除けスプレーにはこの成分が基本的に含まれているのですが、商品によって含有量に違いがあります。
この成分が多く含まれているスプレーを選ぶと良いのですが、その場合だとお子さんには使えない製品も出てきてしまいますので確認が必須です。
ただ、最近はウォーターベースで肌に馴染みやすいものも多いので1度検討してみてください。
室内での対策
1.履いていた靴を乾燥させ、靴下を履き替える
夏場は靴の中も蒸れる為、靴と靴下と足裏が特に蚊のよって来やすい部分となります。
帰宅時は靴下を履き替えたり脱いで足を清潔にすること、履いていた靴はそのままにしておくと菌が繁殖して臭いの原因になるので乾燥させるなどの対策をしましょう。
2.窓を開ける際は網戸を使う
蚊はその大きさから僅かな隙間でも侵入できるので、窓を開ける際はかなり注意が必要です。
窓は特に侵入されやすいのですが、網戸を使うことで少しでも蚊の侵入を減らせます。
ただ網戸も正しく使わないと意味がなくなってしまうので、正しい網戸の使い方も頭に入れておきましょう。
網戸にも虫除け設置しておくとより効果的だと言えます。
蚊の行動範囲と発生を減らす方法
先程もお話したように、蚊は卵を水場に産卵するうえで成虫になるまで水の中で生活しています。
さらに蚊は誕生した場所から約15メートル圏内を行動範囲にしているので、発生を防ぐには小さな水溜まりも許さない事が大切です。
・植木鉢の受け皿
・雨よけシートのたるみに溜まった水溜まり
・庭や家の周りの水溜まり
・風呂場やキッチンの水溜まり
この辺りは特に蚊が発生しやすい場所となりますので、なるべく水を無くすように心掛けるたいのですが…
どうしても水を無くせないならばこまめに入れ替えるだけでも意味があります。
まとめ
・蚊は病気の媒介になったりする場合もある
・蚊は人の呼気、臭い、体温、着てる服の色に引き寄せられる
・色の明るい服を着用したうえで、汗と臭い対策を行って極力体温を低くするように心掛ける事で蚊に狙われにくくなる
・水辺は蚊の産卵場所になってしまうので、不要な水溜まりは無くすように意識する。
いかがでしたか?
蚊に刺されて皮膚に赤みが出来ると見た目も悪くなる上、痒くてかいた傷跡が残る場合もありますよね。
病気の媒介にもなりうるうえ、気付いたら刺されてた…なんて事も沢山ありますよね。
蚊に刺されないようにするには蚊の生態を理解して、発生源や狙われやすくなる行動を無くして行くことが大切とも言えます。
しっかりと対策をして素敵な夏を過ごしましょう!
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