夏の虫について知ろう!種類や対策、そして鳴き声の魅力

皆さんこんにちは、この暑い夏の中いかがお過ごしでしょうか?


この暑い夏にはカブトムシやセミなどの夏を代表する虫だけでなく、人間の命を脅かすような危険な虫が私たちの前に現れるかもしれません。そこで今日は夏の虫たちについての種類や対策をご紹介したいと思います!


また、それぞれの鳴き声の魅力にも迫って行きたいと思います。

目次

1. 夏の虫の種類と特徴

夏の虫と言ってもどれくらいいるのでしょうか?
まずはそれぞれ種類をみていきましょう!

1.カブトムシやクワガタムシの仲間

• カブトムシ

• コカブトムシ

• アカアシクワガタ

• ノコギリクワガタ

• コクワガタ

• ミヤワクワガタなど


夏の虫取りの代表格であるカブトムシクワガタムシですが山や林などにあるクヌギ、ハルニレ、コナラ、ヤナギなどの甘酸っぱい臭いの樹液が出る木に集まりやすいです。

2. 蝶(チョウ)の仲間

蝶は南極大陸や砂漠の中心部を除く全世界の森林・草原・高山などに生息しています。皆さんもよく発見すると思いますが、パタパタと飛び、花の蜜を吸う姿はとても可愛らしいですよね。よく、林で目立つ花や道端の水たまりに飛んでくるので見つけたい方は探索してみると良いでしょう!


• ナミアゲハ

• キアゲハ

• モンキアゲハ

• クロアゲハ

• ジャコウアゲハ


• アゲハチョウ


• アオスジアゲハ


• オオムラサキ


• ゴマダラチョウ


• ルリタテハ


• ベニシジミ


• ジャノメチョウ


• オオミズアオ


• ツマグロヨコバ


• モンシロチョウ

• スジグロシチョウ


• ツバメシジミ


• ヤマトシジミ


• キタテハ


• エゾシロチョウ


• オオゴマダラ


• カラスアゲハなど

こうやって見るとかなり種類が多いですよね…!

蛾(チョウ)と蝶(ガ)の違い


ところで、蝶(チョウ)に似た生物として蛾(ガ)という害虫もいますよね?
そこで蝶と蛾の特徴を確認し、違いを見ていきましょう!


• 昼間に活動する

• マッチ棒の先端の様に膨らんだ触角を持っている

• 蝶の胴体は蛾に比べて細い

基本的に蝶は昼間に活動していて、胴体が細くて可愛らしい触角を持っているようです。

では蛾の特徴も見ていきましょう。

• 夜間に活動する

• 先端にいくにしたがって触覚が細くなっている

• 蛾の胴体は蝶に比べて太い

蛾と言えば夜に街頭に群がっていたり、一見可愛らしいようでそこそこ怖い顔をしていますよね。

家の玄関前に大きな蛾が止まっていて帰宅を諦めようと思ったことが何度もあります…笑

3. トンボの仲間

• シオカラトンボ

• ウスバキトンボ


• ショウジョウトンボ


• チョウトンボ


• コシアキトンボ


• アジアイトトンボ


• クロイトトンボ


• ハグロトンボ


• ギンヤンマ


• オニヤンマ


• アキアカネ


• ミヤマアカネ


• マユタテアカネ


• リスアカネ


• シオカラトンボ


• オオシオカラトンボ


• ギンヤンマ


• ウスバキトンボ


• ショウジョウトンボ


• ナツアカネ


• アジアイトトンボ


• ノシメトンボ

トンボは水辺に住んでいて植生が多く、明るい水域を好んでいますが樹林に囲まれた暗い環境を好むものもいます。

川、池、沼、田んぼなどでよく見かけますよね。

昆虫の中でも屈指の飛行能力をもつ為、宙返りをしたりテクニカルな飛び方ができ、そのまま獲物を捉える事ができます。

4. カマキリやバッタの仲間

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• オオカマキリ


• コカマキリ


• オンブバッタ


• ショウリョウバッタ


• トノサマバッタ


• ショウリョウバッタ


• キリギリス


• ピナバッタ


• ヒシバッタ


• コバネイナゴ


• ヒメギス


• ヤブキリ


• ツユムシ


• ハラビロカマキリ


• カマドウマ


• シバスズ


• エンマコオロギ

カマキリは林の縁や草むらに住んでいる事が多いので、見つけるなら花の近くを探しましょう!

カマキリは花のすぐ下で自分の体を葉・茎に擬態してじっとしていることが多いです。

獲物が花に来る所を待ち伏せて餌にする為、花の近くにいる小さな虫がたくさんいるところに多いようです。

バッタの主食は草の為、主に草むらなどに生息しています。大きく発達した後ろ脚で体長の何十倍もジャンプをすることが出来て、なんと軽く50mは飛び回る事ができるそうです。

人間で考えると恐ろしいですよね笑

5. セミの仲間


• ミンミンゼミ


• ニイニイゼミ


• アブラゼミ


• ヒグラシ


• ツクツクボウシ


• クマゼミ


• チッチゼミ

セミといえば木に張り付いて鳴いているイメージがありますよね。

鳴き声も種類によって違い、鳴き声が名前になっている事が多い為親しみやすいです。

裏返って動かず死んでいると思ったセミが、近寄った瞬間にいきなり飛び上がる現象の通称『セミファイナル』がよくありますが、死期が迫り弱っている所に近づくと防衛本能が働き、物理的に逃げようとする為に飛んで暴れるようです。

マンションの方はあるあるだと思いますが、階段とかにセミが転がってること結構ありますよね。

その他の夏の昆虫

• ゲンジボタル


• ヘイケボタル


• オバボタル


• ミツバチ


• ジョロウグモ


• ナナホシテントウ


• カナブン


• ミズカマキリ


• ミズスマシ


• マツモムシ


• アメンボなど

夏に見かける代表的な虫を紹介していきました。

虫の仲間を見分けるときには体の大きさや形、特性を理解すると良いですね。
またそれぞれの特徴を知ると虫の動きを予測でき、上手く虫を取ることができる為面白いと思いますよ!

夏の虫の鳴き声

夏になると虫の声が聞こえてきますよね。特にセミの声が聞こえてくると夏がやってきたなと感じますね。

昼間にはセミがよく鳴いていますよね、街中や自然の中で鳴き声が聞こえてきます。

ニイニイゼミ
ニイー

ヒグラシ

カナカナカナ

ツクツクボウシ

ツクックオーシ

チッチゼミ

チッチッチッ

アブラゼミ

ジィー

ミンミンゼミ

ミーンミーン

クマゼミ

シャワシャワシャワ

など


一方で夜になるとバッタやキリギリス、コオロギの仲間の鳴き声が賑やかになります。

夏の虫の鳴き声の魅力は個人的に夜中の方が好みです

マツムシ

ピッ ピリリッ

スズムシ

リーン、リーン

エンマコオロギ

コロコロコロ

ヤブキリ

シリシリシリシリ

など

ぜひ、夜の公園やキャンプに行った時は、この虫たちの奏でる心地よい鳴き声を聞いてみてください!

夏の虫の危険性と対策

夏にはたくさん魅力的な虫が出現しますが、もちろん私たち人間に危険を及ぼす虫も現れてしまいます。危険な虫を確認しなるべく対策できるようにしていきましょう!特に注意が必要な虫をピックアップしたのでご紹介します。

1.ブユ

主に山の中の渓流などのきれいな水辺に生息しています。刺されると強いかゆみや腫れなどを引き起こします。
朝や夕方の薄暗い時間帯によく現れ、露出したスネ付近を狙って刺してきやすい為、特にキャンプやハイキングの時は裾の隙間を無くすよう注意しましょう。

2.マダニ

山林や草むら、藪などに生息し近づいた動物や人に寄生し吸血し始めます。


マダニは皮膚に口器を突き刺し長時間吸血します。ですので、無理に引き抜こうとするとマダニの口が皮膚内に残ってしまい、炎症を起こすことがあります。

このような場合は無理に引き剥がそうとせずに、速やかに医療機関を受診しましょう。

マダニ対策としては、長袖・長ズボン、手袋などできるだけ肌の露出を少なくしましょう。また、服はマダニを目視で確認しやすい明るい色の服を着ると良いでしょう。

3.トコジラミ

トコジラミは夜間に活動し寝ている人間を刺して吸血する害虫で、寝室、布団、ベッドの周りなどの暗くて、温かい場所に多く生息します。

トコジラミは吸血している間に血液の凝固を防ぐため唾液を注入します。これがアレルギー反応を起こし、激しいかゆみや発赤等に襲われてしまいます。

またトコジラミは明るい所を嫌う為、明るい場所で寝る事や部屋を清掃し、清潔に保っておく事で発生を防ぐ事ができます。

夏と言えば蚊も私たちに脅威となりますが、蚊の生態や行動パターンなどの知識と共に対策方法を下記の記事で紹介していますので、是非ともチェックしてみてください!

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その他夏の危険な虫

• スズメバチ


• イラガの幼虫


• アシナガバチ


• ウシアブ


• チャドクガ


• セアカゴケグモ


• ムカデ


• ヤマビル


• アブ


• チスイビル


• アオバアリガタハネカクシなど

日本で1番危ない虫は?

答えはハチです。

虫だけではなく動物などの生物全体でも、ハチが原因で死亡事故が起きています。
ハチに刺されてしまう事でアナフィラキシーショックを引き起こすことがある為です。よくスズメバチに二度刺されると死んでしまうって聞いた事ありますよね?

一度刺されるとハチの毒に対する抗体ができ、2度刺されるとアナフィラキシーショックで血圧が急低下し、呼吸困難や意識が無くなり15分以内で死に至ってしまいます。

もしハチに刺されてアナフィラキシーになってしまったらすぐに救急車を呼んでください。

救急車が来るまでは応急処置として仰向けになって寝ていましょう。また急に起き上がったり、立ち上がったりするのは危険なので避けてください。

もしエピペンをお持ちの場合はすぐにエピペンを使用しましょう。

これらの危険な虫から自分を守る為に日頃から虫除けをし、肌を露出しすぎないように心がけていきたいですね。

キャンプや家での虫対策

夏は人間だけでなく虫たちも活動的になる季節です。ですので虫除け対策が欠かせませんよね。

家では気が抜けていますし、キャンプとかは自然の中で楽しむものなので虫対策は欠かせません。

キャンプでの虫対策

1. 虫除けグッズを使用する


2. 長袖・長ズボンを着用する


3. ヨモギの葉を焚き火に入れる


4. ランタンの配置に気をつける

1.虫除けグッズを使用する

虫除けの王道と言える虫除けスプレーや蚊取り線香を使用しましょう。

虫が嫌いな香りであるミント、ユーカリなどのクリームローションを塗ることで、自分をバリアする事もできます。

2.長袖・長ズボンを着用する

虫除けの基本は肌を露出しないことなので、夏場でも長袖、長ズボンを着用したいところです。風通しが良く熱がこもらない素材の服を選ぶと快適に過ごせます。

また、靴下もくるぶしまであるものを着用するよう心がけましょう。

3.ヨモギの葉を焚き火に入れる

ヨモギに含まれているシネオールという成分を虫が嫌がる為、ヨモギの葉を焚き火で燃やすのも有効です。

しかし、ヨモギとよく似た葉を持つ植物にブタクサトリカブトがあります。これらには毒性があるため、誤って摂取すると最悪死に至る可能性も考えられます。ヨモギには、春菊に似た甘い香りがある為、必ず嗅ぎ分けてから慎重に使用しましょう。

分からない場合は無理して使用しないでくださいね。

4. ランタンの位置

虫は明るい場所を好むため拠点のテントから離れた場所に光の強いランタンを置き、虫が寄り付きにくいLEDランタンをテーブルランタンとして使用すると良いでしょう。

配置を少し工夫するだけで、テントに虫が寄り付きにくくなくなります。

家での虫除け対策

夏は先ほど紹介した虫の他にも、ゴキブリやコバエなどの虫が入ってこないように対策しなくてはいけません。

家での虫除け対策としましては、

1. 玄関や窓をしっかりと閉めること


2. 部屋を清潔に保つこと


3. 湿気を溜めないこと


4. ハーブを使う

玄関や窓をしっかりと閉めること

ちょっとした隙間でも蚊やゴキブリは侵入してきてしまいます。ですが網戸を正しい使用をすれば空気を入れ替える時でも虫の侵入を防ぐことができます。(窓のフレーム部分と網戸の隙間を重ねる)

部屋を清潔に保つこと

そして次は部屋を清潔に保つことです。

例えば、生ゴミを放置しない(生ゴミを放置しておくと菌が繁殖し、嫌な臭いが発生してしまいゴキブリがやってきてしまいます。)

ダンボールが溜まっている場合は処理すること(保温性と保湿性が高くダニが好む環境でもあり、それを餌にするゴキブリが来てしまうため

湿気を溜めないこと

ジメジメとした場所を好む虫にとっては、キッチン、洗面台、お風呂場での湿気がある場所にも現れます。こまめな換気をし除湿する意識していきましょう。

ハーブを使う

ハーブの香りは害虫が嫌いな匂いが含まれている為、ミントやシトロネラなどを置いておくのが良いでしょう!

虫を寄せ付けない生活のコツをまとめてみましたがどうでしょうか?

暑さや湿気対策をしながら、虫対策もしていかなくてはならない為大変な時期だと思います。

ですが、最低限部屋を清潔にし除湿する、ハーブなどを置いてみるだけでも虫が出てくる回数はかなり減るでしょう。虫が近寄ってこないように常に対策を心掛けていきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

夏の虫と上手に付き合うためには、私たちの知恵を生かして先回りで対策していくことが大事になってきますね。これらの方法は、夏だけでなく春夏秋冬で使える対策なので常に意識しておくことが大切ですね。

そして、キャンプだけではなく庭にいるときなど外で活動する際は防虫対策をしっかり行いましょう!

これから暑くなり夏の虫が出てくるのでお仕事に行く時やお買い物に行く際に、常に虫がいないかを確認するのも良いですし、静かな夜間に見に行くでも良いと思います。それぞれの楽しみかたで夏の虫と付き合い夏のアウトドアを全力で楽しみましょう!

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