こんにちは、皆さんは空間オーディオをご存知ですか?
空間オーディオといえば音の定位置や空間的な広がりをより正確に聴くことができ、没入感が得られるためとても良いものです。
ですが、空間オーディオについて詳しく調べてみると、種類があり細かい違いがあることをご存知ですか?
今回は、3分でわかるように簡単に空間オーディオについて解説していきたいなと思います。
空間オーディオとは?
空間オーディオとは簡単にいうと、ステレオといった2方向からの音ではなく、360°どこからでも音が聞こえるようなオーディオ体験のことです。
世の中のほとんどの音楽はステレオで作られていますし、アーティストによってはステレオでの音楽でも、空間オーディオのようにきめ細かく、サウンドが作られたりしていますが、空間オーディオだとステレオよりも、より正確な音の位置や立体感のある音楽を聴くことができるのです。
空間オーディオの種類
皆さん空間オーディオには種類があるのをご存知ですか?
大きく分けて
・Dolby Atmos
・360 Reality Audio
の2つのオーディオフォーマットが存在しています、空間オーディオとはあくまで大きな括りであり総合的な言い方なのです。
では、二つのオーディオフォーマットについて解説していきます。
Dolby Atmos
まず、「Dolby Atmos」ですが皆さんもよく映画館とかで見たことがあるかと思います。
そうです、「Dolby Atmos」はDolby Laboratoriesが開発した映画音響向けに開発された音響技術で、前後左右にあるスピーカーからの従来のサラウンドに加えて、頭上にもスピーカーを増やすことでより空間的に音を届けれるだけでなく、タイミングをずらしたりすることによって、本当にライブ会場やレコーディングスタジオなど、その場にいるような体験をもたらしてくれます。
「Dolby Atmos」は「Apple Music」や「Amazon music」などで対応している楽曲を聴くことができます。
Dolby Atmos公式サイト https://www.dolby.com/ja/technologies/dolby-atmos
360 Reality Audio
「360 Reality Audio」とは、SONYが開発した空間オーディオのことで音楽用に開発された音響技術です。
自分を起点にして、丸い空間(球状)を展開しその空間のどこでも音源を配置できるイメージで「オブジェクトベース方式」ともいうようですが、音を球状の空間に設置するため、下方向のからも音を設置でき、前後左右と上方向から音を出す「Dolby Atmos」よりも細かく位置を設置することができ、より立体感のある音源を体験できます。
「360 Reality Audio」は「Amazon music」や「Deezer」 で対応している楽曲を聴くことができます。
360 Reality Audio公式サイト https://www.sony.jp/headphone/special/360_Reality_Audio/?srsltid=AfmBOoqfx2IvFdOtsYXQ7HBsVOdSHl8o1wTqc2KVlAaYPbaGp4VlQO4h
「Dolby Atmos」と「360 Reality Audio」ってどちらが良いの?
どちらも空間オーディオですが音の出す位置が違う為、同じ空間オーディオでも違う聞こえ方が楽しめます。
個人的にはどちらも好きなのですが、音の立体感的には「360 Reality Audio」の方が頭一つ抜けているようにも感じました。
「360 Reality Audio」は音楽用に開発された部分もありますが、360°どこにでも音を設置できるのがでかいなと思います。
しかし、「Dolby Atmos」も「360 Reality Audio」と違って映画館で聴いているような感じにも聞こえるため、迫力のあるダイナミックな音楽では「Dolby Atmos」の方が良いかもしれません。
正直、音楽によって評価は変わってくるといえますね。
まとめ
今回は、簡単に空間オーディオについて説明していきました。
映画音響から始まった「Dolby Atmos」と音楽用に開発された「360 Reality Audio」の2種類のオーディオフォーマットがありそれぞれの音の出し方によって違いが現れますが、どちらも空間オーディオとして立体的かつ没入感のあるオーディオを体験させてくれるのです。
ぜひ皆さんも、空間オーディオを楽しんで音楽の世界に没入していきましょう!
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