今回は、muque 「cheers」の歌詞考察をしていきます。
「cheers」は、2025年3月12日にシングルとしてリリースされていた曲で、6月11日(水)にリリースされたEP「DOPE!」に収録されている曲です。
「乾杯」をタイトルに掲げられた本曲は、どんな意味が込められているのでしょうか?
muque 「cheers」 歌詞
作詞:Asakura
作曲:Asakura, takachi
枯れ果てた僕の名誉
予期された今世幸福
たらい回しもいいこと
自己犠牲を謳歌しよう
生まれた楽譜 鳴き声なく
感情もない言葉明日を待っている
乾いた涙なぞることなく
僕じゃないの 逃げれないの
誰の愛したこの歌でダンス
彷徨うの僕はライヤー
平凡な道my way
片足だったステージ
差し引きないわ
yeah
愛去ってない
日々の行き詰まりに乾杯って
あぁ笑ってない
古き良し悪し好み変わってないね
very good
病は気から
say very good
言葉の騙しって
他者から見える 僕のらしさ
乾いた涙なぞるすべなく
僕じゃないの辞めれないの
誰も見てないなら
落ちてくのもいいな
振りまくものないから
切れる糸もいらない
彷徨うの僕はライヤー
平凡な道my way
片足だったステージ
差し引きないわ
yeah
muque 「cheers」 歌詞考察
枯れ果てた僕の名誉
予期された今世幸福
たらい回しもいいこと
自己犠牲を謳歌しよう
過去にあった自分の素晴らしい姿は、時間が過ぎ去り、周りから少しずつ忘れられてしまいます。
また、大人になって働くと、過去の名誉なんて関係なくなりますよね。
そのため、社会の荒波に飲まれてたらい回しにされてしまっている今。
しかし、今を幸せに生きるためにきついことも辛い思いも、自己犠牲すらも楽しんでしまおうというメッセージを感じます。
生まれた楽譜 鳴き声なく
感情もない言葉明日を待っている
乾いた涙なぞることなく
僕じゃないの 逃げれないの
「僕じゃないの 逃げれないの」と、本当の自分が偽りの自分から逃げられないという意味なのでしょうか。
本当の自分を出して自分らしくいきたいと思う人は、多いはずですがさまざまな理由が重なり、なかなかうまくいかないですよね。
誰の愛したこの歌でダンス
彷徨うの僕はライヤー
平凡な道my way
片足だったステージ
差し引きないわ
yeah
仕事が終わり、いつも通り帰り道を歩いていますが、嘘の自分と本当の自分を彷徨っているのでしょうか。
片足程度しか自分を出しきれなかったけど、問題ないよと言い聞かせています。
愛去ってない
日々の行き詰まりに乾杯って
あぁ笑ってない
古き良し悪し好み変わってないね
very good
病は気から
say very good
ここからは、昔からの友人と飲みに来ている風景が浮かびます。
今は、自分らしさを表現できていない自分に対するやるせなさを感じているのでしょうか、乾杯をしたけどあんまり笑えていない自分。
でも、古き良し悪し好み変わってないねと、友人からは良くも悪くも自分が変わっていないことが分かるのでしょう。
言葉の騙しって
他者から見える 僕のらしさ
乾いた涙なぞるすべなく
僕じゃないの辞めれないの
周りから見える自分らしさとは何か?
友人と色々喋っているうちに、自分についての話になりますが、愛情があるがゆえに心蝕む様なことを言われたのでしょう。
時間がたち、出ていた涙も落ち着き考えます。
「僕じゃないの辞めれないの」と。
本当の自分じゃないから辞めた方がいいことでも、辞めれないことなんだという心の叫びが表されていますね。
誰も見てないなら
落ちてくのもいいな
振りまくものないから
切れる糸もいらない
誰にも見られていないから、やっと自分らしく自分のやりたいように、好きなことをしていけるということなのでしょうか。
自分の感情を振り撒くものもなく、必要も無くなったから、緊張感も解けて自分らしく自分の思い通り生きていけるということが感じられます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、muque 「cheers」の歌詞考察をしていきました。
自分らしく生きるというのは今を生きる私たちからしたら、簡単なことではありません。
しかし、自分の中で自分を縛りつけているものを見つけて向き合っていくことで、自分らしさが見つかり解放されていくはずです。
今回の考察は以上になります。