こんにちは
今回は、Official髭男dism『Editorial』の歌詞考察をしていきます。
『Editorial』は、2021年8月18日にリリースされたアルバム『Editorial』に収録されている曲で、楽器演奏ではなく、声だけの演奏になっているのが特徴的な曲です。
そして『Editorial』は「Official髭男dism」として藤原さんの歌詞を作る時の感情や思い、葛藤が感じられる一曲となっています。
Official髭男dism 『Editorial』 歌詞
伝えたい だけど語れない
ずっとこの気持ちの正体を
僕は探してる
だけどよそ見ばっかしている
そっちの方が幸せだから
飾らない だけど嘘くさい
ずっとこの矛盾の正体が心を塞いでる
だけど不自由さえ楽しんでる
そっちの方が愛おしいから
疲れが染み込んだ靴下 スニーカー
そんな足跡もちゃんと残っている
伝えたい だけど語れない
そんなこの気持ちの後先を
ここにだけ書き記す
だけど上手く書けず喜んでる
そっちの方が幸せだから
朝日が来るように至極然なことにも
溢れている 隠れている
思いを形にしたんだ
あなたにも受け取ってほしくて
Official髭男dism 『Editorial』 歌詞考察
伝えたい だけど語れない
ずっとこの気持ちの正体を
僕は探してる
だけどよそ見ばっかしている
そっちの方が幸せだから
本当は伝えたい、だけど語れない、その気持ちの正体は何なのか?
でも、よそ見ばっかで見ないふりをしている自分、そっちの方が幸せだからと。
そんな主人公が抱える思いは、私たちも抱えている日々の矛盾な思い、葛藤を表しているのではないでしょうか?
また、『Editorial』とは、社説や編集者という意味です。
だからこそ、藤原さんが日々歌詞を書いている時、音楽を制作する上での葛藤や思いも込められているように感じられます。
飾らない だけど嘘くさい
ずっとこの矛盾の正体が心を塞いでる
だけど不自由さえ楽しんでる
そっちの方が愛おしいから
飾らないように意識はしているけど、そう思っている事こそが矛盾であり、嘘くさくなってしまう。
藤原さんは、自分の思いを飾らないように歌詞に込めたかったのではないでしょうか。
でも「飾らないこと」を意識することで逆に、嘘くさい言葉になってしまったのかもしれません。
だけどそんな不自由さえも楽しんで、音楽を作れていることの喜びが感じられますね。
そんなこの気持ちの後先を
ここにだけ書き記す
だけど上手く書けず喜んでる
そっちの方が幸せだから
朝日が来るように至極然なことにも
溢れている 隠れている
思いを形にしたんだ
あなたにも受け取ってほしくて
「伝えたい、だけど語れない」気持ちをこの曲に書き記す。良い意味で上手く思いが書けないことすらも、楽しんでいきたい。
藤原さんの歌詞を考えている上での葛藤、でもその中にある喜びが感じられて、音楽を心の底から楽しんで作れているのが分かります。
「朝日が来るように至極然なことにも 溢れている 隠れている」
毎日を過ごしている中で溢れていること、そして隠れていること、そんな思いを込めて
日常を共にする私たちにも思いを受け取ってもらえるように、この形『Editorial』にしたんだ、そんな藤原さんのメッセージが感じられますね。
まとめ
『Editorial』は歌詞を書く時の思い、そして葛藤などがテーマになっているように感じます。
だからこそ「上手くいかなくても楽しむ、不自由さえも愛する」と、音楽には正解が無いように、歌詞にもさまざまなものが混ざり合って答えが完成するのではないでしょうか?