今回は、Official髭男dism 「finder」の歌詞考察をしていきます。
「finder」は、2024年にリリースされたアルバム「Rejoice」に収録されている楽曲です。
また、本曲はボーカルである藤原聡さんの喉の病気から復帰した直後であり、コロナ禍を明けてから初めてリリースされたアルバムのスタートを切っているため、復帰までの沈黙と復帰の開放感が感じられる曲となっています。
Official髭男dism 『finder』歌詞
例えようのない震えと高揚
渇いた唇が砂漠に降る雨の要領で潤う
孤独と我慢の日々は終わった
僕らの未来がまたここから始まる
再び出会えた 呼吸の証を見せて
比べるまでもないほど隔たる物のない世界で
再びの先には何が待ってるんだろうか?
そんな事 今はもう知ろうとしなくて良い
待ち受け合って手を打ち合って歌い出す時溶かす問い
悲しみも戸惑いも掻き消える時 癒える時
沈黙の向こう側 部屋を発つ時放つと良い
ざわめき出し渦巻き出した 現在地
It’s time to “Rejoice”
Official髭男dism 『finder』歌詞考察
例えようのない震えと高揚
渇いた唇が砂漠に降る雨の要領で潤う
孤独と我慢の日々は終わった
僕らの未来がまたここから始まる
孤独と我慢を乗り越えて、待ちに待った瞬間が訪れる。
それは、例えようのない震えと高揚を掻き立たせるもの…
ここでは、コロナ禍やボーカルの藤原さんが声帯ポリープによって、歌うことが困難になり、ライブやレコーディングが行えなくなってしまった孤独と我慢による気持ちが感じられます。
ですが、コロナ禍が明けて、声帯ポリープから復帰し、また再び自分の場所に戻れるという未来が近づいている様子が分かります。
そして、新たな未来がまたここから始まるよと…
再び出会えた 呼吸の証を見せて
比べるまでもないほど隔たる物のない世界で
再びの先には何が待ってるんだろうか?
そんな事 今はもう知ろうとしなくて良い
コロナ禍が終わり、藤原さんが病気から復帰し、また再び歌うことができる状態にはなったけど、また、ライブや楽曲をリリースした時には、みんなどんな反応をするのか、どんな世界が待っているのだろうという不安や疑問が込められていると感じます。
でも「そんな事 今はもう知ろうとしなくて良い」と、そんなことは気にすることがないくらいの開放感や意志が感じられますね。
待ち受け合って手を打ち合って歌い出す時溶かす問い
悲しみも戸惑いも掻き消える時 癒える時
沈黙の向こう側 部屋を発つ時放つと良い
ざわめき出し渦巻き出した 現在地
It’s time to “Rejoice”
長らくできなかったファンとのライブ合唱や合いの手、そして藤原さん自身の歌い声が一つになり、これまでの悲しみや寂しさなどの我慢が掻き消されていくという予感が感じられます。
家にいても、どこにいようとも、みんなで喜び会うときが来たんだというメッセージが込められていて、素晴らしい締めくくりとこれからの期待を体感させてくれますね!
まとめ
「finder」は、孤独と我慢の長い時間を得て、また新しい未来の希望を与えてくれる曲となっているように思えました。
また、藤原さん自身の復帰までの心情や思いが、かなり込められていますし、これまでのOfficial髭男dismよりもまた更にレベルを上げてきたようにも感じられた「finder」
まだまだ、Official髭男dismは、音楽の未来を切り開いてくれることでしょう!