omoinotake「在りか」 歌詞考察ー未完成のままでいい

omoinotake
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今回は、「omoinotake」さんの「在りか」についての歌詞考察をしていきます!

「在りか」は2025年5月14日にリリースされた「ひとりごとーEP」のカップリング曲として収録されている曲です。

落ち着いていて繊細さも感じる曲調である「在りか」ですが、どんな意味が込められているのでしょうか?

目次

omoinotake「在りか」 歌詞

作詞:福島智朗

作曲:藤井怜央

暗闇は まだ 明けないね

相変わらず 誰も 眩しいね

ここは不完全 僕ら未完成

だけど たった一つの 居場所

変わりゆく 正しさの中で

増えていく 守りたい人へ

僕らは何を 創れるんだろう

不器用だとしても 体温を 渡したい

いつか 思い描いてた 場所に立っても

小さな心も 悩みの数も きっと 変わらないまま

だけど それでいいや いや それがいいな

この居場所が 続くのなら 未完成の ままでいい

大人には まだ なれないね

やり切れない 夜も 増えてくね

足した予防線 日々は不安定

だけど たった一つの 居場所

踏み外せない 毎日の中で

抱き抱えた 守りたい人へ

僕らは何を 創れるんだろう

臆病な背中でも 未来を 語っていたい

「こう在りたい」とか 「こう成りたい」とか

枯れてくれる はずだった 声が 嗚呼

鳴り止まないで この足を 突き動かすんだ

いつか 思い描いてた 場所に立っても

小さな心も 悩みの数も きっと 変わらないまま

だけど それでいいや いや それがいいな

この居場所が 続くのなら 未完成の ままでいい

omoinotake「在りか」 歌詞考察

暗闇は まだ 明けないね
相変わらず 誰も 眩しいね
ここは不完全 僕ら未完成
だけど たった一つの 居場所

ここで出てくる暗闇は夜中という意味にもとれますが、続く「相変わらず 誰も 眩しいね」という歌詞から、自分の中での暗い闇が視野を暗くして、周りの人が輝いているように見えている様子が伺えます。

しかし「ここは不完全 僕ら未完成 だけど たった一つの 居場所」と自分は不完全で未完成だけど、そんな暗闇の中でもたった一つの居場所が在るということが分かりますね。

変わりゆく 正しさの中で
増えていく 守りたい人へ
僕らは何を 創れるんだろう
不器用だとしても 体温を 渡したい

ここでは、正しさというものが日々変わり続けていくこの世界で、日々増えていく守りたい人に手を差し伸べていきたいという意味なのかなと感じました。

また、「omoinotake」が私たちに向けて、「僕らは何を 創れるんだろう 不器用だとしても 体温を 渡したい」と、音楽を届けていきたいという意味も込められているの様にも思えます。

「いつか 思い描いてた 場所に立っても
小さな心も 悩みの数も きっと 変わらないまま
だけど それでいいや いや それがいいな
この居場所が 続くのなら 未完成の ままでいい」

いつか、自分が目指していた夢を実現し、思い描いていた場所に立つことができたとしても、自分の心の中は根本的には変わらないことがわかります。

小さな心も悩みの数も変わらないけど、悩むことで今の自分があるのかもしれない、この時間が続いてくれればそれでいい、未完成のままでいいということなのですね。

大人には まだ なれないね
やり切れない 夜も 増えてくね
足した予防線 日々は不安定
だけど たった一つの 居場所

大人にはまだなれないけど、やり切れないことが増えていく。

たくさん対策しても、うまくいったり、いかなかったりとそんな私たちの日々は不安定ですよね。

だけど、その場所その瞬間こそが自分にとっての在りかだと、今のままでいいよと肯定してくれているのです。

「こう在りたい」とか 「こう成りたい」とか
枯れてくれる はずだった 声が 嗚呼
鳴り止まないで この足を 突き動かすんだ

ここでは「こう在りたい」とか「こう成りたい」という理想の声が鳴り止まないけど、今の自分らしく足を動かして進んでいこうという、そのままで良いと私たちの心を押してくれるメッセージなのかなと思いました。

私たちには理想の自分と現実の自分が共存しています、

時にはそのギャップで悩んでしまったり、苦しんでしまうこともあるでしょう、

しかし、自分を理解し、良くも悪くも未完成な自分を愛して生きていくことが大切なことなんだと「在りか」を聴いて私は感じました。

今回は以上になります。

皆さんは、「在りか」を聴いてどう感じましたか?

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