こんにちは
今回はTVアニメ「ダンダダン」のEDテーマである「TAIDADA」(ずっと真夜中でいいのに。)についての魅力をご紹介いたします。
皆さんは「TAIDADA」をもう聞いたでしょうか?
知らない方やアニメを見て知った方も多いと思いますが、「TAIDADA」は「ずっと真夜中でいいのに。」(以下:ずとまよ)らしい疾走感やノリやすいリズム感、一つ一つの楽器やSEなどの音の細かさが作り込まれていて個人的に素晴しい曲だなと思いました。
また「ダンダダン」の内容に合わせた曲になっていて、歌詞にも注目しながらこの曲について考察、レビューしていけたらなと思っております。
「ダンダダン」って?
もうご存知の方も多いと思いますが一応「ダンダダン」について簡単に紹介しておきます。
「ダンダダン」は幽霊を信じる女子高生(綾瀬桃)とUFOなどのオカルトを信じる男子高校生(オカルンこと高倉健)がさまざまな怪奇現象に巻き込まれてしまう、オカルティックバトル青春漫画です。
集英社のマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」にて連載中で、作者の龍幸伸先生による累計発行部数320万部、閲覧数4億4,000万超える人気作品となっており、10/3から毎週木曜深夜0:26~MBS/TBS系全国28局で放送されているTVアニメです。
「TAIDADA」について
「TAIDADA」は「ずっと真夜中でいいのに。」の楽曲であり、TVアニメ「ダンダダン」のEDテーマで、10月23日発売のミニアルバム『虚仮の一念海馬に託す』に収録されている曲です。
まずはこの曲「TAIDADA」を作り上げた「ずっと真夜中でいいのに。」についてご紹介します。
「ずっと真夜中でいいのに。」はvocalの「ACAね」さんを中心に結成された特定の形をもたない音楽ユニットです。
美しいコード進行をなぞるピアノやギター、また一度聞いたら頭から離れないベースなどで作り出す世界観に、vocalの「ACAね」さんによる独特な歌詞と澄んだハイトーンボイスによって作られる音楽は聴いている人たちを別世界に連れて行ってくれるような感覚にしてくれます。
そんな「ずとまよ」が今回アニメ「ダンダダン」の為に書き下ろしした曲がこの「TAIDADA」になります。
またACAねさんによるコメントがこちらです。
連載時から『ジャンプ+』で読んでいて、最初も最新刊も引き続き惹き込まれてます。
日頃よりマインドギャル。に憧れる私は綾瀬モモが気になりつつ、オカルンの朝あいさつの素人って台詞にハッとして、iCloudにメモしてました。
敵であることが助け合い。もっと一緒に練っていきたいし戦ったりしたいし、だるいこともほっとけないし、疲労感で眠れるような、美味しいカレーに弱るような、四畳半のしあわせ みたいな曲をきっかけに作ってみました。
何卒何卒宜しくお願いします。」
ACAねさん自身も「ダンダダン」の大ファンだそうで今回の「TAIDADA」の制作には気合が入っていたと思われますし、実際「ダンダダン」のEDに相応しいノリが良くリズム感のある曲を作ってくれました。
「TAIDADA」 歌詞
作詞作曲:ACAね
編曲:煮ル果実、100回嘔吐、ZTMY
割り切る前に黙った
ずっと真夜中でいいのに。 – 「TAIDADA」より
傷つく前に笑った
頷く前に地団駄
流される前に辞めたんだ
お守りみたいな
ごく僅かな共通点の
端くれだけ握りしめて
今日摂取した夕食も
昼休みを覆う仕草も
知りたい欲求ぶらさがって
偶像の中で探してたんだ
これまでにない感覚
強く攻め込まれる
人類なんだしー 自由自在のはずが
お利口な素振りで 味がしない
心肺専用 動悸が加速する
ルールは 終わりを告げるものでしょ
全身演じきってよ 全開でその程度?
不器用で優しいだけでは 超えらんないです
見栄張ってんじゃない?
ちゃんとせい what’s your pain?
感情戦を君と 練っていきたいんだよ
萎えるぜ全方位 急にだるいよ
君専用の心構えしかないけれど
ぱっぱらと参ろう
信じたいよ 待ち伏せたいよ
お帰りって お参りして退治
お大事に対談だ ランバダ
怠惰だ countdown
壊れるのは呆気ない
だんだん返事が素っ気ない
暮れゆく方面走って
失って気づくの寒いじゃんか
お守りみたいな
ごく僅かな共通点の
端くれどこに忘れたの不安定構造エンドレス
手に入れば雑に扱って
わざと居なくなってみたり
かくれんぼもたまには大事だと思う
自分を守る念力
ばかり強くなるけど
人類なんだしー 自由自在のはずが
お利口な素振りで 味がしない
心配せんよ 動悸が加速する
ルールは 終わりを告げるものでしょ
全身演じきってよ 全開でその程度?
不器用で優しいだけでは 超えらんないです
見栄張ってんじゃない?
ちゃんとせい what’s your pain?
感受性を君と 練っていきたいんだよ
解き明かせないもの 恐れないでいて
読み取れますかね?みつけて
管を巻く
近づくほど敵である
すれ違っても強がりルーザー
誤解ばかり無邪気なアンサー
悪気が無いのが一番ずるいじゃん
壮絶な勘違いでいたいじゃん
逃げても 暇だし 戦いましょう
全身演じきってよ 全開でその程度?
不器用で優しいだけでは 超えらんないです
見栄張ってんじゃない?
ちゃんとせい what’s your pain?
感情ない時こそ 問い質すんだよ
(萎えるぜ全方位 急にだるいよ)
何もやってない癖に
言い訳ばっか口にするなよ (Oh-oh)
(信じたいよ 待ち伏せたいよ)
お帰りってお参りしては
疲れ果てて眠りたい
けどほっとけない事態 対駄談
「TAIDADA」歌詞考察
今回はアニメで流れている1番を考察、解説していきます
まず、タイトルの「TAIDADA」は「ダンダダン」と同じ語呂を意識しつつ主人公のオカルンが友達の綾瀬桃と対駄談(くだらない無駄話)をしたいという気持ちから取っているのではないでしょうか?
また、主人公のオカルンがターボババアの呪いで変身した際に、気怠くなる特徴を(綾瀬桃)が「怠惰だ」と見立てた所から来ているのではないかと予想しています。
この辺りとかもろに変身後のオカルンの怠惰さを表していますしね。
まずここでは、本編で綾瀬が友達にオカルンとの関係性を聞かれ誤魔化し、流される前にオカルンのこと考えるの辞めた綾瀬桃の様子が表現されています。
次にこの部分は、やっぱりオカルンのことが気になってしまい、だんだん知りたい欲が出てくる綾瀬桃の気持ちが書かれています。
高校生らしい恋愛感情が表現されて青春らしさを感じさせますね。
ここは綾瀬桃が自信のなくネガティブな時のオカルンに対して喝を入れている所ともっと本気を出せるでしょうと言う感情から来ていると思われます。
ここではターボババアの呪いで変身したオカルンの心情を表しているのではないでしょうか?
「君専用の心構えしかないけれど」はオカルンが綾瀬桃に対しての心構えしかないと言うように捉えられますね。
お互いがお互いの事を思っているけど、素直に声に出せない様子がここから感じ取れます。
「TAIDADA」の魅力
本曲は「ずとまよ」らしい疾走感にアップテンポな雰囲気とノリたくなるようなリズム感があり、ACAねさんの韻を踏んだラップ調な歌い方がクセになりますね。
特に
この所は韻を踏みつつ、ノリ良くハイトーンボイスで畳み掛けてくる歌い方には痺れます。
また、ベースラインにも注目です。
なんと「TAIDADA」は通常のベースラインを弾くベースとスラップを弾くベースの2本もベース(ツインベース)が使用されているのです。
スラップとは?
スラップとは親指などで弦を叩いたり弾いたりする演奏方法で弾いたような音が出ます。
例えば、ずとまよの「残機」のイントロ部分のベースが分かりやすいです。
ベースが二本となると楽器のメロディーが複雑になるため、あまりやる人は多くないのですが、ツインベースの役割が分担されていることで、2本のベースの聞き分けもしやすい聞き心地のよい楽曲が出来上がるのです。
まとめ
いかがでしたか?
個人的に「TAIDADA」の魅力は
・ACAねさんのハリのある歌声、キレのある歌い方
・ノリの良いリズム感、韻を踏む所
・ツインベース
・ダンダダンを意識した歌詞
などではないでしょうか?
上記の魅力に合わせて「ずっと真夜中でいいのに。」の世界観に落とし込む所は相変わらず凄まじいですよね。
そしてACAねさんはめちゃくちゃ歌が上手いうえに、様々なバリエーションの歌い方、作詞作曲能力を持っているためまさに宇宙人レベルですねw
そして、まだまだ続く今後のダンダダンにも注目していきながら皆さんも「TAIDADA」を聴いていきましょう!
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