こんにちは
今回は、リュべンス 『チャコール』 の歌詞考察をしていきます。
『チャコール』 は、2024年11月20日にリリースされた「murmur」EPに収録されていて、
リュべンスらしい幻想的な音作りをよりロック調に仕立て上げた楽曲となっています。
リュべンス 『チャコール』 歌詞
あの日境界線を跨いで
あたし大人になったって
たわいない後悔で充たしてくれ
心地が良いのって
さわれる太陽のなにが幸せ
チャコールグレーはもう夢を見ないなんて
無邪気に果てるようなたおやかで
黒い春
手を放して信じられる
目に見えない物の恐ろしさ
煤を被ったあたしを見て
ああ音がしなくなった
さわれる太陽のなにが幸せ
チャコールグレーはもう夢を見ないなんて
これが最後の公園
君をまた一つ忘れる
どうか今は泣かないで
見えなくなってしまうだけなの
さわれる太陽のなにが幸せ
チャコールグレーはもう夢を見ないなんて
さわれる太陽のなにが幸せ
リュべンス 『チャコール』 歌詞考察
あの日境界線を跨いで
あたし大人になったって
たわいない後悔で充たしてくれ
心地が良いのって
さわれる太陽のなにが幸せ
チャコールグレーはもう夢を見ないなんて
あの日、境界線を超えて大人になった自分。
大人になってしまった後悔で満たされながらも、心地良さを感じているのでしょうか?
「さわれる太陽のなにが幸せ」
自分にとっての憧れであったものが、いざ自分のものになっても何が幸せかわからない。
憧れは憧れのままが良いというように、手を伸ばしても届かない幻想、儚さを守り続けたい思いが込められていると考察できます。
無邪気に果てるようなたおやかで
黒い春
手を放して信じられる
目に見えない物の恐ろしさ
煤を被ったあたしを見て
ああ音がしなくなった
さわれる太陽のなにが幸せ
チャコールグレーはもう夢を見ないなんて
「手を放して信じられる 目に見えない物の恐ろしさ」
自分が憧れているものには、何も疑うことなく信じることができますよね。
それは目では見えていないからこそ、真の恐ろしさが隠されているのか、隠されていないのか、本当のことを知ることができないということ。
理想を追い続けることに対する、疑問、そして葛藤が生まれている様子なのではないでしょうか?
これが最後の公園
君をまた一つ忘れる
どうか今は泣かないで
見えなくなってしまうだけなの
さわれる太陽のなにが幸せ
チャコールグレーはもう夢を見ないなんて
さわれる太陽のなにが幸せ
「君をまた一つ忘れる どうか今は泣かないで 見えなくなってしまうだけなの」
理想である君のことを少しずつ忘れていきたい、それはとても辛いことかもしれないけど自分の為でもあり、君の為でもあるということ。
憧れそして理想であった君への気持ちが薄れていく、そして終わっていく感情の揺らぎが感じられる一曲なのではないでしょうか?